「岸辺露伴」高橋一生×渡辺一貴がタッグ、岡山の妖怪をモチーフにした「脛擦りの森」公開

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「岸辺露伴は動かない」シリーズの高橋一生が主演、渡辺一貴が監督を務めた映画「脛擦りの森」が、シンカによる配給のもと4月10日に全国で公開決定。岡山の妖怪伝承「すねこすり」をモチーフに、人里離れた森で起こる美しくも残酷な愛の物語がつづられる。

「脛擦りの森」ティザービジュアル

「脛擦りの森」ティザービジュアル [高画質で見る]

すねこすりとは、雨の降る夜道で人の足にまとわりつき、歩くのを邪魔すると言われている妖怪。本作では、森で足に傷を負った若い男が、女の美しい歌声に導かれて古めかしい神社にたどり着くことから物語が始まる。そこには謎の男と、若い妻・さゆりが暮らしていた。看病を受け、傷も癒えた若い男は、この場所でまるで時が止まったかのような時間を過ごす。繰り返される穏やかな日々は、永遠に続くかに思えた。

「脛擦りの森」より、高橋一生演じる謎の男

「脛擦りの森」より、高橋一生演じる謎の男 [高画質で見る]

謎の男を高橋が演じ、さゆり役に「白の花実」の蒼戸虹子、若い男役に「見はらし世代」の黒崎煌代がキャスティングされた。「岸辺露伴は動かない」シリーズにも参加した柘植伊佐夫が人物デザイン監修・衣裳デザインを手がけ、「血を吸う粘土」の梅沢壮一が特殊メイクを担当している。撮影は、横溝正史作品のロケ地としても知られ、大自然と歴史的な建造物が現存する岡山の高梁市と新見市で行われた。

「脛擦りの森」より、蒼戸虹子演じる若い妻・さゆり

「脛擦りの森」より、蒼戸虹子演じる若い妻・さゆり [高画質で見る]

「脛擦りの森」より、黒崎煌代演じる若い男

「脛擦りの森」より、黒崎煌代演じる若い男 [高画質で見る]

高橋は「脚本には、妖怪がどのように語られ、伝えられ、物語として残っていくのかという『継承』の感覚が通底していて、言葉を重ねすぎない世界の中で演じられることに、手応えを感じていました」とつづる。渡辺は「妖怪は昔の人々の自由で豊かな発想力が産んだ、オリジナリティ溢れる創造物です。そんな妖怪のひとつ『スネコスリ』に新たな命を吹き込み、思い出の地である岡山で、映画を作ることができました。先達の想像力には遠く及びませんが…『スネコスリ』に感謝です」と語った。蒼戸、黒崎のコメントは下部に掲載している。

このたびYouTubeで解禁された特報映像には、森の中をさまよう2人の男の姿や、女が歌うような声、とある洞窟の入り口などが収められた。ティザービジュアルには、小さな祠が佇む森の風景に「あなたに出逢える日を、焦がれていました。」というコピーが添えられている。

なお本作のオリジナルスマホ壁紙付きムビチケ前売り券(オンライン)は、本日1月22日10時に発売。詳細は映画の公式サイトで確認を。

映画「脛擦りの森」特報映像

高橋一生 コメント

「脛擦りの森」は、妖怪・すねこすりをモチーフにしたオリジナル作品です。
初めてこの妖怪を知ったとき、その正体の掴めなさや、どこか人の生活に寄り添う佇まいに強く惹かれました。
今回、一貴監督がすねこすりを題材に作品を撮ると聞き、不思議と腑に落ちるものがあり、この物語に関わることになりました。

一貴監督とは長くご一緒していますが、芝居において余白を信じてくださる方です。
脚本には、妖怪がどのように語られ、伝えられ、物語として残っていくのかという「継承」の感覚が通底していて、言葉を重ねすぎない世界の中で演じられることに、手応えを感じていました。

撮影中は、観る方が物語の中に迷い込んだような感覚を持てるような空気の中で、スタッフの皆さんと試行錯誤を重ねながら、挑戦的な時間を過ごしました。
また、すねこすり発祥の地とされる岡山の風土に身を置けたことも、この作品にとって欠かせない体験だったと思います。

劇場でこの世界に触れていただける日を、楽しみにしています。

蒼戸虹子 コメント

真冬の岡山県、雪の降る幻想的な景色の中で私は一体どこにいるのか、現実かどうもわからなくなるような不思議な感覚に陥りながら、ゆっくりと流れる時間がとても、好きでした。そして渡辺監督の世界の中に、高橋さん、黒崎さんと一緒に居られたことも、私にとって特別なものでした。
映画をみている内にいろいろな境界線がなくなっていくような、そんな感覚をご覧いただいた方もきっと体験いただけると思います。
沢山の方にご覧いただければ嬉しいです。

黒崎煌代 コメント

「脛擦りの森」に若い男役で参加させていただきました、黒崎煌代です。
岡山の素晴らしいロケーションで撮影された本作は、どのシーンも洗練された美しさと妖しさが漂っています。私にとって妖怪「スネコスリ」は、とても身に覚えのある感覚の妖怪でした。観ていただいた方にスネコスリがどう映るのか、今からとても楽しみです。ぜひ物語に身を委ね、劇場で神秘的で妖しい「脛擦りの森」の世界を味わっていただきたいです!

渡辺一貴 コメント

日本には数百以上の「妖怪」が棲んでいると言われています。妖怪とは、人知を超える現象や不可思議な事象に昔の人が名前を付けたもの。自然への畏怖、未知のものへの恐怖が産んだ、想像力の結晶なのだと思います。
本作のモチーフとなった「スネコスリ」もそんな妖怪の一つです。
雨の夜。灯りのない暗い道を歩いていると、ぬかるみに足を取られて転んでしまう。「見えない何かに悪戯された」と思いこみ、皆に吹聴する…岡山県に伝わる妖怪「スネコスリ」の伝承です。

岡山は私が放送局に就職して、最初の4年間を過ごした大切な場所です。当時、山間の里村で、母屋の中で牛と共に暮らす老夫婦を取材したことがありました。田の神に感謝し、牛の神に祈りを捧げ、日々を送る。数十年間変わらない静かな暮らし…。その取材中に不思議な体験をしたのです。ある春の昼下がり、撮影の合間に私は田んぼの畦道でぼんやり佇んでいました。その時一陣の風が吹き、雑木林がざわめきました。瞬間、不思議な感覚に包まれたのです。今が現代なのか、遥か昔なのか…自分が何百年前にも同じ場所に立っていた記憶が立ちあがり、しばらくその場に立ち尽くしていました。今でも、あの時の感覚は忘れていません。

妖怪は昔の人々の自由で豊かな発想力が産んだ、オリジナリティ溢れる創造物です。
そんな妖怪のひとつ「スネコスリ」に新たな命を吹き込み、思い出の地である岡山で、映画を作ることができました。
先達の想像力には遠く及びませんが…「スネコスリ」に感謝です。

この記事の画像・動画(全5件)

©『脛擦りの森』プロジェクト

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