映画「
仲村はまず「40年前にデビューした映画で清水の皆さんにお世話になりました、仲村トオルです」と挨拶。40周年を記念したイベントが行われることを知ったときの感想を聞かれると、「最初は『清水の皆さん、いいんですか?』と(笑)。『市役所の方々、教育委員会の方々、警察の方々はこれでいいと言ってるんですか?』と思ったんですけど、いいということを聞いて、40年も前の映画のことをこんなに好きでいてくださって、本当にうれしかったです」と笑顔を見せる。
清水での撮影の思い出を聞かれると、「映画に出る前はただの大学生で、初めての地方ロケの場所だったんですけど、駅前の清水シティホテルに泊まって、普通にウロウロしてました。ごはんを食べたり、すでにハタチになってたのでビールを飲んだこともあります」とエピソードを披露。また「人生を大きく変えてくれた作品で、この街の方々、この街の会社の人たちの協力があって、おかげさまでたくさんのお客さんが入って、全部で6本作られました。今、俳優をやっていられるのはこの街の皆さんのおかげがかなりあると思ってます」と、清水のファンに感謝を述べ、これには会場も拍手で応えた。
ここでMCから「ところで、仲村さんと清水は別の作品でも縁があることを存知でしょうか? 1988年に放送されたドラマ『次郎長三国志 東海道の暴れん坊』で、高橋英樹さんが清水次郎長、仲村さんが森の石松を演じました」と明かされる。仲村は「初めての時代劇で、太秦の撮影所で『でかい石松だな』ってスタッフの方々にかわいがってもらった思い出があります。そのときはビーバップの4本目(「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲」)も撮ってて、スナックみたいなとこの中で喧嘩になりそうになって窓をぶち破って逃げるシーンがあったんですけど、その店と飛び込んだ海はこの街でした。で、飛び降りて、泳いで逃げて、クランクアップして、そのまま京都に行って、撮影に入りました。寒かったですけど、あの頃はぶち破るとか飛び込むとかいっぱいやってたんでそんなに気にならなかったです(笑)」と思い出を語った。
ここで静岡市長・難波喬司も登壇。難波市長は「ビーバップ」を観たことがあるかMCに問われると「その年代なので。観に行くときはこう(猫背)でも、帰りにはこう(胸を張る)なってるんです(笑)」と述べ、さらに「清水は魚がうまい。しらすと桜えびが有名ですけど、個人的には太刀魚が最高です」と集まったファンに清水をアピールした。最後にMCから「40年ぶりの清水ですが……」と振られた仲村は「いや、ときどき来てますよ。最近だと『BG(~身辺警護人~)』という木村拓哉さんのドラマの最終回で、僕が演じていた劉(光明)という人物がプライベートジェットで海外に行こうとするんですけど、そのときの滑走路は三保(飛行場)です」と明かし、清水のファンを喜ばせた。
「ビー・バップ・ハイスクール」全6作は、ソフビ付き4KレストアBlu-rayの予約を東映ビデオオンラインショップで受け付けている。この日のオープニングセレモニー、そしてこのあと行われた上映会の舞台挨拶は、2作目「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」の4KレストアBlu-rayに特典映像として収録予定だ。
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菊池茂夫Shigeo Jones Kikuchi @ShigeoKikuchi
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