第38回東京国際映画祭のプログラムとして、香港映画「
「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」は、第77回カンヌ国際映画祭で初披露されるや、世界各地から集まった観客の喝采を浴び、第43回香港電影金像獎で作品賞を含む9冠を達成。日本でも2025年1月に公開され、興行収入5億円を超えるヒットを記録している。
上映後の拍手に迎えられて登壇したソイ・チェンは、観客を見渡しながら少し照れたように笑い、「1年経ってもまだこの映画を観ているんですか?(笑)」と一言。会場が和やかな笑いに包まれる中、昨年の東京国際映画祭で本作のジャパンプレミアを迎えたことに触れ、感謝の言葉を口にした。
「ドッグ・バイト・ドッグ」で確立した暗黒暴力の美学
香港ホラーの新星として頭角を現したソイ・チェンは、2006年の東京国際映画祭でも上映された「
続けて日本のマンガを映画化した「
銀河映像でのジョニー・トーとの出会い
大きな転機となったのは、2008年に
続いて「
その後、
「リンボ」で原点回帰、「トワイライト・ウォリアーズ」へ
中国で挑んだ「西遊記」3部作にも触れ、「制作規模が大きく、いろんな国のスタッフと仕事をする中で多くを学びましたが、正直クリエイティブの面では迷いもあった」と本音を吐露。3作目を撮っているときに「自分は何を撮りたいのか」を見失い、なぜ映画を撮るのか自分に問い直した時間があったことで、その後の「リンボ」で原点を取り戻せたと語る。
そして、2026年1月に日本公開を控える「マッド・フェイト」を経て生まれたのが、大ヒット作「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」だ。ソイ・チェンは続編について「来年3月にクランクインが決まっています。いつ上映するかは未定です。そのあと前日譚も撮る予定。脚本もすでに完成しています」と明言。「九龍城砦の話をすると、皆さんニコッと笑いますね。早く続編を撮り終えて、皆さんにお見せしたい」と意欲を伝えた。最後に「自分を見失ったり、落ち込んだり、山あり谷ありの繰り返しです。でも、そこから生まれるものが意外とよかったりする。『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』も、実は自分を見失って迷いながら作った結果で、皆さんに『よかった』と言ってもらえた。だから自分はとてもラッキーです」と真摯に語り、観客から再び大きな拍手が送られた。
第38回東京国際映画祭は11月5日まで開催。
関連する特集・インタビュー
関連記事
ソイ・チェンの映画作品
関連商品
タグ







우아한 @uahan2
‘구룡성채: 무법지대’ 속편, 2026년 3월 크랭크인 예정
정 바오루이 감독은 “내년 3월 크랭크인이 결정되어 있다. 언제 개봉할지는 미정이다. 그 후에는 프리퀄도 촬영할 계획이다. 각본도 이미 완성되어 있다”고 밝혔습니다.
https://t.co/6OwqlHuGa6 https://t.co/oeclaIoTe1