芸術と商業を見事に融合させてきたスピルバーグの“幼少期の目覚め”から、「
また悪夢のような撮影と手強いサメに翻弄された「
「スティーヴン・スピルバーグ 未知と驚異の創造主」書籍情報
著:イアン・ネイサン / 訳:中山宥
発売日:2025年10月25日(土)
税込価格:3520円
判型:B5判変形・並製
頁数:248
出版社 : フィルムアート社
目次
ジ・オープニング
天賦の才能
自主製作フィルム
テレビドラマ
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「続・激突!カージャック」(1974)
メガヒットの襲来
世界を震撼させた「ジョーズ」(1975)
衝撃と異怖
「未知との遭遇」(1977)
「1941」(1979)
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インナーサークル
スティーヴン・スピルバーグの主要な協力者たち
一世を風靡
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行き場を失った少年たち
「トワイライトゾーン/超次元の体験」(1983)
「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(1984)
「カラー・パープル」(1985)
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「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(1989)
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歴史を刻む
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タイムトラベラー
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大物プロデューサーとしてのスピルバーグ
彼が製作に関わった主要な10本
世界の狭間で
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「宇宙戦争」(2005)
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異色のヒーローたち
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スピルバーグ・タッチ
クレジットを見なくてもスピルバーグの映画を見分けるための、いたって不完全なリスト
永遠の青春
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「フェイブルマンズ」(2022)
参考資料・出典
献辞
本書「イントロダクション」より
スピルバーグの映画を定義し、評価し、文脈化し、理解するのは容易ではない。シンプルなのは、うわべだけだ。視覚的な魅力、観客や批評家の称賛、作品を受け入れることで得られる純粋な喜びなどを取り払って、映画制作の核心に迫る必要がある。インスピレーションの源泉や、彼の体内で脈打つ「古きハリウッド」の伝統を探らなければならない。必然的に、代表的なシーンの数々を探究し、整理・分類していくことになる。『未知との遭遇』のクライマックスにおけるマザーシップの着陸、『E.T.』で空へ舞い上がる自転車、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』で冒険好きの考古学者を追いかける巨大な岩、『シンドラーのリスト』でのユダヤ人居住区の一掃、『プライベート・ライアン』でのD-デイ上陸……。挙げていくと、きりがない。突き詰めて言うなら、スピルバーグの天才性は、彼の象徴的なショットに宿っている。みずから慎重に選び取った映画制作の手法の表われだからだ。
わたしの前に立ちはだかる難題は、インディ・ジョーンズのシリーズに登場する罠だらけの墓のように危険に満ちていた。スピルバーグをあらたな視点から見直さなければならない。
だからこそ、わたしは「やります」とこたえ、思い切って飛び込んだ……。
スティーヴン・スピルバーグの映画作品
タグ
- カラーパープル(1985年)
- 太陽の帝国
- インディ・ジョーンズ 最後の聖戦
- オールウェイズ
- フック
- ジュラシック・パーク
- シンドラーのリスト
- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
- アミスタッド
- プライベート・ライアン
- A.I.
- マイノリティ・リポート
- キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
- ターミナル
- 宇宙戦争(2005年)
- ミュンヘン
- インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
- タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
- 戦火の馬
- リンカーン
- ブリッジ・オブ・スパイ
- BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
- ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
- レディ・プレイヤー1
- ウエスト・サイド・ストーリー
- フェイブルマンズ
映画ナタリー @eiga_natalie
【本日発売📘】
スティーヴン・スピルバーグを再発見する評伝発売、幼少期から「フェイブルマンズ」まで見つめる(中面画像9枚)
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