本作は、無軌道な殺人に手を染めていく“名前のない怪物”を描いたサイコ・バイオレンス。若い客でにぎわう昼下がりのカフェで、残忍な殺人事件が起こったことから物語が展開する。しかし犯人と思わしき坊主頭の中年男は、その手に一切の凶器を持っておらず、触られた人々が次々に血を吹き出し倒れていくのだった。事件の報せを受けた警察の面々は防犯カメラに映るその光景を前に言葉を失うが、捜査を続ける中で、数年前に万引きの疑いで調書を取られた1人の男が今回の犯人と同一人物であることを突き止める。その男の名前は“山田太郎”。彼の自宅がある住所に行くと、そこには腐敗した1人の女性の死体があった。
佐藤が映画制作用に書いたものの、お蔵入り寸前だったオリジナル脚本が書籍編集者の目に留まり、
佐藤は「『オリジナルの実現は、今の日本映画界の現状では難しい』。多くの映画Pが口を揃えた。諦めかけたところに声が掛かる。『漫画にしないか』。だから。一巻の単行本を買ったし二巻も買うつもりの人、一巻は買ったけど二巻を買うかまだ決めてない人、単行本は買ってないけど配信は毎話見てた人、毎話は見てないけどたまに見てた人、たまにも見てないけど一回だけ見た人、佐藤二朗の願いを叶えたのは、あなただ」とコメントしている。城定のメッセージは後掲の通り。なお城定は、かつて佐藤が監督を務めた映画「
「名無し」は東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
佐藤二朗 コメント
「オリジナルの実現は、今の日本映画界の現状では難しい」。多くの映画Pが口を揃えた。諦めかけたところに声が掛かる。
「漫画にしないか」。
だから。
一巻の単行本を買ったし二巻も買うつもりの人、一巻は買ったけど二巻を買うかまだ決めてない人、単行本は買ってないけど配信は毎話見てた人、毎話は見てないけどたまに見てた人、たまにも見てないけど一回だけ見た人、
佐藤二朗の願いを叶えたのは、
あなただ。
城定秀夫 コメント
脚本を一読して「面白いけど……コイツはなかなかの難産になるぞ」と直感的に思うと同時に、かようなやりがいのある仕事を仰せつかったことに武者震いを覚えました。
自分の中の哲学や倫理観を問うてくるようなこの物語を映画に閉じ込めるには、相応の覚悟が必要であると感じています。
映画史上類を見ないキャラクターである山田太郎との戦いはこれからですが、みなさまには必ずや面白い映画をお届けすることをここにお約束いたします!
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
佐藤二朗が手がけたマンガ「名無し」映画化!脚本・主演を自ら担当、監督は城定秀夫 - 映画ナタリー https://t.co/HxM2Mop0X0
“佐藤が映画制作用に書いたものの、お蔵入り寸前だったオリジナル脚本が書籍編集者の目に留まり、永田諒の作画によってマンガ化された”