映画「
斜線堂有紀の同名小説をもとにした「恋に至る病」は、内気な高校生・宮嶺望(みやみねのぞむ)とクラスの人気者・寄河景(よすがけい)のラブストーリー。宮嶺は、同級生の不審死が頻発したことから「大好きな景が殺人犯かもしれない」と疑惑を抱く。長尾が宮嶺、山田が景を演じ、連続不審死を捜査する刑事・入見遠子に前田が扮した。
レッドカーペットを歩いてステージに上がった長尾は、黄色い歓声に包まれる中「今日を迎えることができてうれしい気持ちでいっぱい。これまでにないラブストーリーになっていると感じていて、恋愛の部分だけでなくいろんな要素が詰まっています」と挨拶。山田は「撮影は約1年前の暑い頃。キャスト・スタッフ一丸となって、いろんな感情を詰め込んだ作品です」と続けた。
長尾と山田の共演は、2022年配信のAmazonオリジナル映画「HOMESTAY」以来2度目。劇場用映画での共演は「恋に至る病」が初となる。MCから山田の印象を尋ねられた長尾は「素敵に成長されているなと。いい意味で変わっていないところもあって、落ち着いていらっしゃるんですが無邪気に笑うこともあって、少女のような一面が残っている。それはこの作品を撮っていても感じました」と明かした。
前田は「現場でのお二人(長尾・山田)の佇まいが本当に素敵だった」と述べる。廣木組に参加するのは、2015年公開の「さよなら歌舞伎町」以来、約11年ぶり。前田は「監督がいると現場が引き締まる。普段はすごく優しい物腰ですが、演出されるときはキリッとなる。私はその二面性が好きですね」とほほえむ。刑事役に挑戦した前田に対し、廣木は「今まで見たことのないあっちゃん(前田)が観れます」と太鼓判を押した。
主題歌は、Saucy Dogが本作のために書き下ろした新曲「奇跡を待ってたって」。石原は「この映画を観て感じたことは、人それぞれ愛し方が違うこと。育ってきた環境が少しでも違ったら、景のような行動をしていたかもしれない。そういう意味合いを込めて、楽曲を作りました」と述懐する。山田は「主題歌は映画の大切なパーツですし、この曲が最後に流れることが1つの演出のよう。主題歌を聴いて力をもらいましたね」と笑みを浮かべた。
最後に長尾は「初めて観ていただくのでドキドキしています。シーンの移り変わりが特徴的な作品。僕はこの映画で、人と人との出会いが周囲に大きな影響を与えることを学びました。皆さんもこの映画と出会って、何か素敵なことが訪れたらいいなと思います」、山田は「純粋なラブストーリーではないので、いろんな見方をしていただける作品だと思います。皆さんに楽しんでいただけることを願っています」とメッセージを送り、イベントは幕を下ろした。
「恋に至る病」は、10月24日より全国でロードショー。
長尾謙杜の映画作品
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