日本手話とクルド語が衝突、CODAの河合健が監督した「みんな、おしゃべり!」予告解禁

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日本手話とクルド語を題材に消滅危機言語・コミュニケーションの問題を捉えた映画「みんな、おしゃべり!」の予告編がYouTubeで公開された。

「みんな、おしゃべり!」場面写真

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ろう者の親を持つ聴者の子供を意味するCODA(Children of Deaf Adults)である河合健が監督を務めた同作。電器店を営むろう者の父と弟、CODAの夏海の古賀家と、同じ町に暮らすクルド人一家がささいなすれ違いから対立する様子がコメディタッチで描かれる。クルド人一家の中で唯一日本語が話せるヒワとともに、両家の通訳として駆り出される夏海を長澤樹が演じた。そのほか毛塚和義福田凰希ユードゥルム・フラット、Murat Çiçek、那須英彰今井彰人板橋駿谷小野花梨もキャストに名を連ねる。

「みんな、おしゃべり!」場面写真

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予告は夏海の父・和彦による「配慮ってやつじゃないか? よくあるだろ?」というセリフに、ろう者の仲間が「配慮? 排除だろ」と返すシーンで幕開け。クルド人のルファトが、同僚たちによるトルコ語での会話に「クルド語で話せ」と主張する様子も確認できる。加えて日本語手話とクルド語を用いた言い合いが繰り広げられる一幕や、夏海が「言葉とかどうでもよくなんない?」とヒワとの距離を縮めていくシーンも収められた。

「みんな、おしゃべり!」場面写真

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「みんな、おしゃべり!」は11月29日より東京・ユーロスペース、シネマ・チュプキ・タバタほか全国で順次公開。ろうドラマトゥルクおよび演技コーチングを牧原依里が担った。第38回東京国際映画祭の「アジアの未来」部門への正式出品が決まっている。

映画「みんな、おしゃべり!」予告編

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©2025映画『みんな、 おしゃべり!』製作委員会

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