エドワード・ヤン監督作「ヤンヤン 夏の想い出」4Kレストア版の公開日決定、特報も解禁

「古嶺街（クーリンチェ）少年殺人事件」で知られるエドワード・ヤンの最後の長編監督作「ヤンヤン 夏の想い出」。同作の4Kレストア版の公開日が12月19日に決定したほか、特報がYouTubeで解禁された。

2000年に製作された同作は、台北の高級マンションで家族と暮らす8歳の少年ヤンヤンを中心にした群像劇。親戚一同が集まった母の弟の結婚式を境に、一家の歯車が徐々に狂い始めるさまがつづられる。4Kデジタル修復は、映画を配給するポニーキャニオンがIMAGICAエンタテインメントメディアサービスの協力を得て行った。

特報には冒頭の結婚式のシーンや、ヤンヤンと家族が過ごす場面が切り取られた。物語の舞台には台北のほか東京、熱海も選ばれており、キャストにはウー・ニエンジェン、イッセー尾形、エレン・ジン、ケリー・リー、ジョナサン・チャンが名を連ねている。第78回カンヌ国際映画祭では、クラシック部門のオープニング作品として上映された。

「ヤンヤン 夏の想い出 4Kレストア版」は、東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座、109シネマズプレミアム新宿ほか全国で公開される。

※「古嶺街少年殺人事件」の古は牛偏に古が正式表記

映画「ヤンヤン 夏の想い出 4Kレストア版」特報