映画「
7月24日までの上映49日間で、観客動員数510万人、興行収入71.7億円を記録した本作。MCから「最終的には100億円突破を見込める予想です」と告げられた吉沢は「本当に感謝しかないです。いただく感想の熱量がとてつもなくて、集中して観てくださったんだなというのが伝わるんです」とうれしそうに話す。
イベントでは観客とのQ&Aタイムが展開された。喜久雄の背中に彫ってあるタトゥーについて聞かれると、まず李が「実際に描いたパターンと、精巧なシールを付けたパターンがあります」「8割くらいは実際に描いたものです」と説明。吉沢は「描くとなると4時間掛かります。夜中の2時くらいに行って描いていただいて、僕はずっと寝そべっているので首がバキバキに(笑)。でも本当に素晴らしいものにしていただきました」と回想した。
またクランクアップ時の心境を吉沢は「確か『鷺娘』を演じるシーンで、楽屋から舞台上まで歩いて行く場面を撮り終わって、クランクアップだったと思います。今まで味わったことがない複雑な感情になりました。苦労した作品が終わるときは解放されたような達成感があるんですが、今回はそれとも違うし、さみしいというのも違う。いろんな感情がぐちゃぐちゃになって、涙が出そうになったのを覚えています。普段は一言二言、挨拶のコメントをするんですが、何もちゃんとした言葉が出てこなくて。あんなしどろもどろな挨拶は初めてだったと覚えています」としみじみ口にする。李は「スーッと涙が流れてましたね。吉沢くんは撮影中に苦しい、しんどいということをほとんど言う人ではなかったので、印象的でした。喜久雄という人間を内に抱えながらの数カ月だったので、クランクアップになったからと言って急に抜けるものではなく、それですっと涙が落ちていたような気がしました」と、そばで吉沢を見続けていたからこそ感じるものを語った。
イベント後半には主題歌を担当した
さらに原は「(主題歌は)繰り返しのない構成で、ずっとそのまま進むようなものにしました。本編の映像が終わったあとも(喜久雄は)どこまで行くのか、という印象を出したかったんです。井口さんにデモで歌声を入れてもらったとき、ひざを打つということを初めてしました」と絶賛。李は「劇中の音楽についてはああだこうだ言いましたが、エンディングはそのまま預けようと思っていました。でも曲だけを聴いたときはあまり抑揚がなかったので……」と少々心配していたことを明かすと、原も「『メロディがわからない』と井口さんにも言われて(笑)。音と声の間を目指していたので少しわかりにくかったのかも」と説明した。井口が「ラッシュで観たときは劇中の音楽もなかったんですが、完成版を観たときに、やってよかったなと。僕と原さんの化学反応を感じました」と手応えを伝える。
井口ともともと友人だという吉沢は「(主題歌を)やるという話は聞いていたんですが、そもそも“この作品の主題歌”というものが、想像できなくて。理が素晴らしいアーティストだということは知っていましたが、どうなるんだろうとは思っていました。でも完成したものは素晴らしかったし、アドリブもあったとか?」と話を振ると、原は「間奏の部分に、即興で足してほしいとお願いしました。23、24テイクほどやってもらったんですが、結局ファーストテイクを使いました」と述懐。井口は「僕、他人(ひと)の前で歌うのがめちゃくちゃ苦手で。自意識が働いちゃって」と収録での苦労を笑顔で振り返った。
また本編の印象的なシーンを尋ねられると、井口は「神社で悪魔に魂を売るシーンでは、けっこう恐ろしい顔するんだなと思わされました。普段、友達の前ではしない顔をしていましたね。いい意味でぞっとしました。あとは、喜久雄と俊介がカレーをもりもり食べるシーンが地味に好きで。クスッとしました」と回答。カレーについての意見は新鮮だったようで、李は「その感想はすごくうれしい」と頬をゆるませていた。
「国宝」は全国で公開中。
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