本作の主人公は、父を殺して王位を奪った叔父クローディアスへの復讐に失敗し、力なき者や傷付いた者が“虚無”となる世界“死者の国”で目覚めた王女スカーレット。クローディアスもまたこの世界にいることを知った彼女は改めて復讐を誓うが、現代の日本からやって来た看護師・聖(ひじり)と出会い、戦うことを望まない彼と衝突しながら“死者の国”をともに旅する。一方クローディアスは、誰もが夢見る“見果てぬ場所”を見つけ出し、我が物にしようと民衆を扇動し、支配していた。そしてスカーレットが自分を探していることを知り、彼女を“虚無”とするために刺客を差し向ける。スカーレットに
「バケモノの子」「未来のミライ」「竜とそばかすの姫」に続き、細田作品への参加は4度目となる役所が演じるのは、スカーレットの宿敵クローディアス。権力を求め、スカーレットの父であり自身の兄でもあるアムレットを殺して王位に就いた狡猾なキャラクターだ。なんらかの理由で死者の国に落ちた彼は、スカーレットからの報復におびえ、側近らに彼女の命を奪うよう命じる。
役所は「今回の録音はトップバッターで、まだ動いていないクローディアスの表情と監督の指示だけを頼りに録音しました。無音のスタジオで監督と二人で、まるで舞台公演のリハーサルをしているような現場は格別の経験でした」とコメント。細田は「これまでの役所さんの出演された作品での、人間の奥底に眠る悪や狂気などを的確に表現される迫力が圧倒的だったので、クローディアスは役所さん以外には考えられませんでした」「この声の力に、画がついていけるのかな、と不安になるくらいでした。でも、役所さんのお芝居に、アニメーターのみんなが大きな刺激を受けてさらに高みを目指しました」とつづっている。
アムレットには
「果てしなきスカーレット」は11月21日より全国ロードショー。12月12日にはアメリカでも劇場公開される。
役所広司 コメント
今回も細田監督作品に呼んで頂き大変光栄です。
今回の録音はトップバッターで、まだ動いていないクローディアスの表情と監督の指示だけを頼りに録音しました。無音のスタジオで監督と二人で、まるで舞台公演のリハーサルをしているような現場は格別の経験でした。
まだ僕は、動いている登場人物達も芦田愛菜さんや他のキャストの皆さんの声も聞いていません。
完成がとても楽しみです。細田監督作品はいつも予想を遥かに超える、観たこともない世界を見せてくれます。とにかく完成が待ち遠しい!
齋藤優一郎(スタジオ地図 プロデューサー)コメント
世界中で悲劇的な衝突を目の当たりにする中、誰もが明るい未来を想像できなくなっている。
愛を見つけること、共に手を取り合い生きることこそが、私たちの未来の肯定に繋がる─。
そう信じて、細田監督は、この映画を企画しました。
本作はプレスコという、絵がない状態から芝居をして頂くという収録から始まりました。
日本を代表する名優の皆さまにご参加いただき、
監督と志を共有し、共に、登場人物たちの魂を磨き上げながら、
この映画を更なる高みへと押し上げてくださったように思っております。
皆様に心から感謝申し上げます。
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西丸直 @SyAlDHoiTzKvbQW
細田守監督作品に由貴さん出演!
「斉藤由貴はスカーレットの母・ガートルード役で出演。ガートルードは弱腰の夫アムレットを見限り、クローディアスの陰謀に加担する」
なんつうか近年の由貴さんらしい役柄だな😅
しかしとんでもなく豪華な俳優陣。これで実写映画撮ってほしいぐらいだ。
#斉藤由貴 https://t.co/U4LhPZiGI5