オッペンハイマーを裏切った男のドキュメンタリー「原爆スパイ」8月公開

「フープ・ドリームス」「スティーヴィー」などで知られるスティーヴ・ジェームズの監督作「A Compassionate Spy」が、パンドラ配給のもと「原爆スパイ」の邦題で8月1日より広島・八丁座で先行公開。8月2日より東京・ユーロスペースにてスクリーンにかけられる。以降、全国で順次上映予定だ。

1945年の第2次世界大戦下、「マンハッタン計画」において科学者J・ロバート・オッペンハイマーのもと、原子爆弾の研究・開発に最年少の18歳で参加した天才物理学者セオドア・アルヴィン・ホール。米国による“原爆の独占”を危険視した彼は、開発にかかわる国家機密情報をソ連へとひそかに流していた。本作は、彼が歩んだ人生を丹念な取材と再現映像を交えて制作したドキュメンタリーだ。なお本編にはテッド・ホール、ジョーン・ホールが登場する。