衰退した工業地帯で暮らす若者の12年追うドキュメンタリー公開、アメリカの分断映す

360

ドキュメンタリー「Minding the Gap」が「行き止まりの世界に生まれて」の邦題で、9月4日より東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。

「行き止まりの世界に生まれて」ポスタービジュアル

「行き止まりの世界に生まれて」ポスタービジュアル

大きなサイズで見る(全2件)

米イリノイ州ロックフォードで暮らし、貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードにのめり込んだ3人の若者キアー、ザック、ビンの12年間を切り取った本作。かつて栄えていたロックフォードは鉄鋼、石炭、自動車などの産業が衰退し、いまやアメリカの繁栄から取り残された「ラストベルト(錆びついた工業地帯)」に位置する場所だ。「行き止まりの世界に生まれて」では、監督のビン・リューが10代の頃から撮り溜めたスケートビデオとともに、閉塞感のある故郷で必死にもがく若者たちを通して親子、男女、貧困、人種などさまざまなアメリカの分断を浮き彫りにしていく。

エグゼクティブプロデューサーとして「フープ・ドリームス」の監督スティーヴ・ジェームズが名を連ねる本作は、第34回サンダンス映画祭など数多くの映画祭で賞を獲得。米映画批評サイト・Rotten Tomatoesで、批評家によるレビューのうち肯定的なものの割合を数値化した“トマトメーター”は6月16日現在100%となっている。

この記事の画像(全2件)

関連記事

リンク

(c)2018 Minding the Gap LLC. All Rights Reserved.