「バババ」吉沢亮は板垣李光人がずっと好き、2回の告白に満島真之介「悔しいー！」

映画「ババンババンバンバンパイア」の完成披露試写会が本日6月17日に東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、キャストの吉沢亮、板垣李光人、原菜乃華、関口メンディー、満島真之介、眞栄田郷敦、監督の浜崎慎治が登壇した。

奥嶋ひろまさの同名マンガを原作とする本作は、“18歳童貞の血”を求める450歳のバンパイア・森蘭丸が、成長と純潔を見守ってきた少年・立野李仁の初恋を阻止するために奮闘する物語。吉沢が蘭丸、板垣が李仁を演じ、原が李仁の初恋相手・篠塚葵に扮した。

劇中で“振り切りまくった”演技を披露しているという吉沢は「観ている方にとっては笑えるけれど、本人たちは至って真剣。真面目にやればやるほど面白くなるということを意識しました」と撮影を回想。板垣を見やり、「李仁が好きでしょうがないという気持ちを出すことにこだわりました。彼以外の人と接してるときのギャップを大事にしつつ、李仁の前だからこそ見せる人間臭さが伝わればいいなと」と演技プランを語った。

板垣はそんな吉沢の言葉に照れながら「大真面目に2人でコメディシーンをやれたのが楽しかった。勉強になることもたくさんありました」とコメント。李仁は奥嶋がもともと板垣をイメージして描いたキャラクターだと明かされると「だから役作りをするというよりは、自分が思い描いたものをぶつけた感じ。不思議な感覚でした」と口にする。さらにMCが「映画を観ていると李仁のことがどんどん好きになってしまうんですよ」と切り出すと、吉沢は「ですよね。僕も現場でずっと好きでした」と一言。2度目となる板垣との共演について聞かれると「今回はいろいろな話ができたので、趣味の共通点も見つけられた。もう……大好きです」と再び告白し、満島を「なんか悔しいー！」と唸らせた。

原は葵との共通点を「オタク気質があるところは似ていると思いますね。葵ちゃんの家にはバンパイアグッズが陳列されているんですが。私も推しグッズを集めています。収集しがちなんです」と説明。葵の兄である“脳筋番長”フランケンこと篠塚健役を担った関口は「俺しかできないなと思いました」とオファー時を思い返し、「蘭丸への忠誠心がありすぎて、ずっとくっついちゃうんですよ。吉沢さんのファンには申し訳ないけれど、僕、一緒に入浴してるんですよね」と笑みをこぼす。李仁と葵の担任教師・坂本梅太郎役の満島は、これまで吉沢と複数の作品で共演したと話し、「けっこう真剣な作品が多かったんですが、裏では僕が『お亮、お亮』とちょっかいを出し、いい感じにあしらわれて（笑）。今回はその部分をお芝居の中でやらなければいけないから、自分の恥ずかしい部分を全部見せているような思いでした」と吐露した。

蘭丸に対して積年の恨みを抱えているバンパイア・森長可役で出演した眞栄田は、劇中で金髪かつ長い爪を持つ特徴的なビジュアルを披露したことに触れ、「長い爪でのアクションは大変でした。とくに距離感が難しかった」と述懐する。加えて、浜崎は時代劇、アクション、歌など“てんこ盛り”な本作の撮影を「毎日違う作品の撮影をしているようでしたね」と懐かしみ、「キャストの皆さんのおかげでうまくまとまりました。吉沢さんは背中で語るタイプで、現場であまり細かいことを言わない。いろいろな修羅場をくぐってきたんだなと」と称賛。「まさにコメディの帝王」とも表現すると、満島は「一方では“国宝”になって、ここでは帝王……」と続けて観客の笑いを誘った。

イベントの中盤には、蘭丸が「童貞喪失絶対阻止！」と叫ぶシーンにちなみ、登壇者が“絶対阻止したいこと”を巻き物で発表するコーナーを実施。原が「チャットGPTに話しかけすぎ絶対阻止」、板垣が「（爪の）甘皮切りすぎ絶対阻止」と回答する中、眞栄田は「五の倍数以外絶対阻止」と答え、「テレビの音量を7とか13にするのってめっちゃ嫌なんですよ。だったら10とか15にしたいんですよね。これわかる人絶対いるはず！」と周囲を見回す。最後に吉沢が「明日やろうを絶対阻止」を掲げ、「後回しにしていくと、やらなくていい理由を探し出してしまう。これを機に阻止したい」と発言すると、満島は「だから皆さん、『明日（映画を）観に行こう』は絶対ダメですよ。今日行こうと思ったらぜひ！」と観客にアピールし、トークをまとめた。

「ババンババンバンバンパイア」は7月4日より全国でロードショー。

映画「ババンババンバンバンパイア」本予告