広瀬が1950年代の長崎で暮らす悦子、
特報映像では「私がついた嘘」という言葉とともに、1950年代の悦子、佐知子、1980年代の悦子の姿が次々と映し出されていく。「なぜイギリスに?」というニキの問いかけに対し、悦子が「パパと出会ったからよ」と返す様子も収められた。
吉田は「全編ブリティッシュアクセントの英語台詞は母国語でないもどかしさもありましたが、その不自由さと、言語に向き合った時間がそのまま知らず悦子の血肉になっていたと実感できたことは得難い経験でした」とコメント。石川は「ロンドン時代の悦子のキャスティングは、イギリスでの公開も見据えて海外チームとともに進め全会一致で吉田羊さんに決定しました」と明かし、「松下さんは真摯に芝居に向き合い、次々と新たな表情を見せてくださいました」「三浦さんには僕の強い希望でオファーしました。役への姿勢、現場での佇まい、そして映画への深い洞察と愛情。そのすべてに学ぶことばかりでした」と語った。2人のコメント全文は後掲している。
第78回カンヌ国際映画祭のある視点部門に正式出品される日本・イギリス・ポーランドの合作映画「遠い山なみの光」は、東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
映画「遠い山なみの光」特報
吉田羊 コメント
私演じる悦子は、主にイギリスでの撮影となりました。全編ブリティッシュアクセントの英語台詞は母国語でないもどかしさもありましたが、その不自由さと、言語に向き合った時間がそのまま知らず悦子の血肉になっていたと実感できたことは得難い経験でした。撮影現場では、石川監督と一体となり、複雑に交差する強さと弱さの中に浮かび上がる悦子の本心を手繰り寄せるような日々。それは途方もないようで、優しい作業でした。また今回、カンヌ国際映画祭への正式出品が決まったという報せを聞きとても嬉しく、この先、日本が誇る石川監督の作品が世界中の映画館でかけられる姿を想像しては今から昂揚しています。
素晴らしい日英両チームとご一緒させていただきましたこと、心より感謝申し上げます。皆様にお届けできる日を心待ちにしております。
石川慶 コメント
ロンドン時代の悦子のキャスティングは、イギリスでの公開も見据えて海外チームとともに進め全会一致で吉田羊さんに決定しました。イギリス訛りの英語の習得のため誰よりも早く現地入りされて、完璧に“30年前に渡英した悦子”としてクランクイン。本読みでのイギリス人スタッフの驚きと敬意に満ちた表情が、その圧倒的な説得力を物語っていました。
松下さんは真摯に芝居に向き合い、次々と新たな表情を見せてくださいました。素晴らしい演技、ぜひご期待ください。
三浦さんには僕の強い希望でオファーしました。役への姿勢、現場での佇まい、そして映画への深い洞察と愛情。そのすべてに学ぶことばかりでした。
モモ🍀 @mochy1205
長崎と深い接点がある映画
楽しみにしています https://t.co/6FLhUghqha