背筋の小説を
菅野は“ある場所”へと導かれていくオカルトライター・千紘役で参加。「お話を頂いた際に、受け取った原作の表紙の違和感や不穏な雰囲気そのままに、普通の小説とはまるで違う事実が淡々と描写されていってそれが繋がっていくところに凄く引き込まれました」と述べ「見たことのないような映画になると確信しています。お楽しみに」とアピールする。
“ある場所”の謎に魅せられていく編集者・小沢役で起用された赤楚は「白石監督の『テケテケ』、『ノロイ』、『口裂け女』をはじめ、ホラー作品は僕にとって青春だったので、お話を頂いた際にはやっと白石監督にお会いできる!と率直に思いました」と喜び、原作については「近畿地方にまつわる1つ1つの新事実を突きつけられることによって、自分自身が物語の主人公のような感覚で追体験ができ、怖くもありながら真実に進んでいく楽しさを感じられる、いわゆる普通の小説以上に没入感を感じながら読ませていただきました」と語った。
予告編には、失踪した編集者が残した資料を手がかりに調査を行う千紘と小沢の姿が切り取られた。また2人が入手したビデオ映像も収められており、未解決の幼女失踪事件、林間学校での集団ヒステリー、ベランダに立つ赤い服の女、心霊スポットに突撃した動画配信者にまつわる映像を観ることができる。千紘が「何このつながり!」と驚く様子も捉えられた。
「近畿地方のある場所について」は8月8日に全国公開。脚本を大石哲也と白石が担当し、背筋が脚本協力で参加した。
映画「近畿地方のある場所について」予告編
菅野美穂 コメント
お話を頂いた際に、受け取った原作の表紙の違和感や不穏な雰囲気そのままに、普通の小説とはまるで違う事実が淡々と描写されていってそれが繋がっていくところに凄く引き込まれました。PCサイトの掲示板の書き込みや、伏字など自分でその違和感を考えながら読み進める感覚は怖いんだけど、自分からその怖さを受け取りに行くような感覚で、作品の世界観に引っ張られる力のある素晴らしい原作だと感じました。最近の日本の夏は暑くて暑くて暑すぎるぐらいですけれど、この「近畿地方のある場所について」の映画で、ゾクリと凍える思いをしていただけるんじゃないかなと思います。見たことのないような映画になると確信しています。お楽しみに。
赤楚衛二 コメント
白石監督の「テケテケ」、「ノロイ」、「口裂け女」をはじめ、ホラー作品は僕にとって青春だったので、お話を頂いた際にはやっと白石監督にお会いできる!と率直に思いました。原作は、近畿地方にまつわる1つ1つの新事実を突きつけられることによって、自分自身が物語の主人公のような感覚で追体験ができ、怖くもありながら真実に進んでいく楽しさを感じられる、いわゆる普通の小説以上に没入感を感じながら読ませていただきました。この映画は誰しものすごく身近にあるかもしれないという怖さと、映画としてのトリックが幾重にも仕掛けられていて、観た後にもう一回観たくなるような楽しさもあると思うので、ぜひ暑い夏にクーラーがんがんの映画館で寒くなってください。
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
菅野美穂&赤楚衛二が「近畿地方のある場所について」でW主演 https://t.co/qDAiJj0yUd
赤楚「白石監督の『テケテケ』、『ノロイ』、『口裂け女』をはじめ、ホラー作品は僕にとって青春だったので、お話を頂いた際にはやっと白石監督にお会いできる!と率直に思いました」