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上映作品には、
さらに大阪の郊外にあるカラオケ喫茶を題材とした「カラオケ喫茶ボサ」や、「ひらいてつぼんで」「呼応」「FLASH」など、短編7本もスクリーンに。上映期間中の2月24日には小田の登壇イベントも予定されている。
小田は「じぶんの映画制作の動機のひとつに、他者を理解したい、他者から理解されたい、という感情があります。最近は、他者を完全に理解することはないし、家族であれ見ず知らずの人であれ理解できると思うこと自体が不遜だと思うようになりました。それでも、感情は感情として胸にあり、そんな距離感が特集で上映していただく作品のイメージに反映していたらいいなと思っています」とコメントを寄せた。
「小田香特集2025」のタイムテーブルなど詳細は「Underground アンダーグラウンド」公式サイトに順次掲載。なお同作は3月1日より全国で順次公開される。
小田香特集2025
東京都 ユーロスペース 2025年2月22日(土)~3月7日(金)※予定
上映作品
長編
- 鉱 ARAGANE
- あの優しさへ
- セノーテ
中編
- ノイズが言うには
- GAMA
短編
- ひらいてつぼんで
- 呼応
- FLASH
- 色彩論 序章
- 風の教会
- Night Cruise
- カラオケ喫茶ボサ
小田香 コメント
新作長編「Underground アンダーグラウンド」の公開と共に、特集上映をしていただけることになりました。自分自身と家族を撮った映画、サラエボやメキシコで撮った映画、短かったり多少長かったり、ドキュメンタリーと呼ばれたり呼ばれなかったり、なんだか一貫性のないようなフィルモグラフィーに見えますが、身近な葛藤を映画に撮ることを経て、未知の場所をカメラで探求する方向にいったことは、じぶんにとっては自然な流れだったという気がします。
一連の過程のなかで、じぶんが常に考えていたのは、カメラの後ろ(じぶん)とカメラの前(人間、土地、出来事)の関係性を誠実にうつすには、どこにカメラを置いて、どのように撮ればいいのだろうということでした。多くの過ちや不出来のなかで、たまに、なにかうつったかもしれないという瞬間があり、その欠片を集めて編集で接続させてきました。
じぶんの映画制作の動機のひとつに、他者を理解したい、他者から理解されたい、という感情があります。最近は、他者を完全に理解することはないし、家族であれ見ず知らずの人であれ理解できると思うこと自体が不遜だと思うようになりました。それでも、感情は感情として胸にあり、そんな距離感が特集で上映していただく作品のイメージに反映していたらいいなと思っています。
───小田香
映画ナタリー @eiga_natalie
「アンダーグラウンド」公開記念、小田香監督作の特集上映がユーロスペースで開催(コメントあり)
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