タル・ベーラのワークショップから生まれた短編集、ドキュメンタリーとともに上映決定

ハンガリーの映画監督タル・ベーラが行った映画制作ワークショップから生まれた短編集「LETTERS FROM FUKUSHIMA」と、そのワークショップの模様を収めたドキュメンタリー映画「FUKUSHIMA with BÉLA TARR」が、2月15日から21日まで東京・ユーロスペースで上映される。

「LETTERS FROM FUKUSHIMA」には、7名の受講生が制作した短編映画が収められた。タル・ベーラによるワークショップの舞台は、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う避難指示対象地域となった福島県内の12市町村。世界中から集まった受講生が町の中で自ら題材を見つけ、それぞれの個性を生かした映画を作り上げた。監督にはリン・ポーユー（林柏瑜）、大浦美蘭、飯塚陽美、清水俊平、ロヤ・エシュラギ、シュー・ジーエン（徐芷恩）、福永壮志が名を連ねる。

そして「FUKUSHIMA with BÉLA TARR」には、受講生とタル・ベーラ、福島の人々の間の交流と、作品をめぐる対話の様子が切り取られた。監督はタル・ベーラの愛弟子で、最新作「Underground アンダーグラウンド」の公開を3月1日に控える小田香が務めた。

「LETTERS FROM FUKUSHIMA」「FUKUSHIMA with BÉLA TARR」

2025月2月15日（土）～21日（金）東京都 ユーロスペース
＜上映作品＞
「LETTERS FROM FUKUSHIMA」連日12:30～
「FUKUSHIMA with BÉLA TARR」連日15:40～
料金：一般 2000円 / 会員 1800円
※1作品の半券提示で、もう1作品を1500円で鑑賞可能

「LETTERS FROM FUKUSHIMA」収録作品

「Nappo」監督：リン・ポーユー（林柏瑜）
「庭の壁」監督：大浦美蘭
「ロング・ロング・ヘア」監督：飯塚陽美
「From F」監督：清水俊平
「Letters from Fukushima」監督：ロヤ・エシュラギ
「The Guests」監督：シュー・ジーエン（徐芷恩）
「Tale of Cows」監督：福永壮志