本作は、1992年に福岡・飯塚市で2人の女児が殺害された飯塚事件を追ったNHKのドキュメンタリー番組「正義の行方~飯塚事件30年後の迷宮~」3部作を映画化したもの。DNA型鑑定などによって犯人とされた久間三千年は2008年に死刑を執行されたが、冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波は今も続いている。映画では弁護士、警察官、新聞記者といった異なる立場の当事者たちが語る“真実”と“正義”を通して事件を多面的に捉え、司法の姿を浮き彫りにしていく。
今回の受賞について、木寺は「性急に答えが求められ、SNSによって簡単にシロかクロか判断される時代の中で、それとは逆行する作品が評価を受けたことは光明を見る思いです」とコメント。彼はアンコール上映初日の2月22日に行われる舞台挨拶に登壇予定だ。上映スケジュールなど詳細は映画の公式サイトやSNSで発信される。
木寺一孝 コメント
謎多き飯塚事件を多様な視点から描く「正義の行方」は最後に明確な答えが見つかることもなく、逆に混沌へと導かれるような映画です。性急に答えが求められ、SNSによって簡単にシロかクロか判断される時代の中で、それとは逆行する作品が評価を受けたことは光明を見る思いです。捜査当局の証拠捏造が注目され、司法が変革の時を迎えようとする今こそこの映画をご覧になり、“人が人を裁く重さ”を体感してもらえればこの上ない喜びです。
ドキュメンタリー映画「正義の行方」本予告
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