ドラマ「私の町の千葉くんは。」で知られる
第10回賢島映画祭で準グランプリ(作品賞)と主演女優賞の2冠を獲得した同作は、孤独や痛みに向き合わざるを得なかった2人が距離を縮める中で、少しずつ“呼吸”を取り戻していく物語。家庭や学校に居場所がなく鬱々と町工場で働いている川本優花は、声を発することができず思いを言葉にできない少女・水川凛と出会う。互いに“ぼっち”だった優花と凛は、理不尽で逃げ場がない日々を過ごす中で、ともに希望に向かって動き出していく。YouTubeでは予告編が公開中だ。
映画初主演となる彩香が優花、谷藤が凛を演じ、
彩香は「撮影を重ねる中で、優花と自分が重なっていくような感覚が生まれました。とても優しくて、不器用だけど、深い愛情を持った子、そんな彼女の姿に触れながら、一緒に支え合い、撮影をさせてもらいました」と回想し、谷藤は「私にとってチャレンジの作品でした。声を出せない不自由の中で凛がもつ心の強さをどう表現できるかとにかく考えました。コピーにもある『共感する人がいませんように』という願いにこの作品の優しさが詰め込まれています」とつづっている。野村、岡本のほか、音楽を手がける横関公太のコメントを記事後半に掲載した。
「笑えない世界でも」の配給はフリックが担当する。
映画「笑えない世界でも」予告編
彩香 コメント
川本優花という人物の一番の理解者でありたい。そんな思いを胸に、撮影に臨みました。
撮影を重ねる中で、優花と自分が重なっていくような感覚が生まれました。
とても優しくて、不器用だけど、深い愛情を持った子、そんな彼女の姿に触れながら、一緒に支え合い、撮影をさせてもらいました。この作品が公開出来ること、キャスト、スタッフの方、作品に関わってくださった皆様、本当に感謝しています。この作品が、皆さまの心に何か少しでも届いたら嬉しいです。
谷藤海咲 コメント
私にとってチャレンジの作品でした。
声を出せない不自由の中で凛がもつ心の強さをどう表現できるかとにかく考えました。
コピーにもある「共感する人がいませんように」という願いにこの作品の優しさが詰め込まれています。
その優しさを皆さんに触れていただける事をただ願っています。
少ない人数で作り上げたこの作品。だからこそ支え合ってみんなで作ったという想いがとても強いです。
公開できる事を心から嬉しく思います。
野村啓介 コメント
この映画は僕が参加した作品の中で最も現場のスタッフさんが少人数だった作品の一つです。足りない分は監督の熱量、主演のお二人の演技、そしてスタッフさんの愛情がカバーして出来上がった映画です。
自分自身はかつて演じたことのないキャラクターにかなりビビっていましたが、関わった皆さんのおかげで撮影を完走できたこと、そして劇場公開が決まったことに改めて感謝したいと思います。
横関公太 コメント
登場人物の抱える孤独に静かに寄り添いながら、その中にほんのわずかに差し込む希望の光を描くことをテーマに作曲しました。ピアノと弦楽器を中心に、不安や温もり、その揺らぎを大切にし、時には“間”や余韻も意識しながら、映画を観てくださった方の心に残る音楽となるよう、心がけています。物語とともに、音楽も皆さまの心に響き、少しでも希望や温もりを感じていただけたら、嬉しく思います。
岡本充史 コメント
この作品は、エンターテイメントではないかもしれません。
多くの方々がポップコーンセットを持って集まる、メジャー作品にはなれないかもしれません。
ですが、観てくださった方々の、頭に、人生にしばらく残る、強くて優しい、そんな作品になったと思っています。
ご覧いただけましたら幸いです。
彩香の映画作品
リンク
信州上田フィルムコミッション(公式) @Shinshu_UEDA_FC
彩香×谷藤海咲がW主演、孤独や痛みと向き合う少女の物語『笑えない世界でも』https://t.co/oz1Jiiditd
オール上田ロケ作品『#笑えない世界でも』全国公開が決定🎬
少ない人数で寒い中での撮影となり、大変でしたがロケ地やエキストラの方にご協力いただき完成しました🥹
#彩香 #谷藤海咲 #岡本充史