10月25日から東京・シネマート新宿にて1週間限定で上映される7時間18分の映画「サタンタンゴ」。このたび監督の
製作から30周年を迎えた「サタンタンゴ」は、クラスナホルカイ・ラースローの同名小説をもとにした物語。降り続く雨と泥に覆われ活気のないハンガリーの寒村を舞台に、死んだはずの男イリミアーシュが帰ってきたことで、彼の帰還に惑わされる村人たちの姿が映し出される。日本では、4Kレストア版が2019年に初めて劇場公開された。
10月31日の上映は11時40分から。途中休憩は2回挟まれ、ティーチインを含む終了時刻は20時前後を予定している。料金は3600円。チケットは上映日2日前の0時にオンライン販売がスタート。残席がある場合のみ開館時間より窓口販売も行われる。
「ニーチェの馬」で映画監督を引退したのち、若い映画作家の育成に力を注いでいるタル。今年2月には世界中から参加者を募集し、福島県で約2週間にわたるワークショップ「FUKUSHIMA with Béla Tarr」を開いた。ここで制作された受講生による短編映画とメイキングドキュメンタリーは、10月28日に開幕する第37回東京国際映画祭で上映される。なおシネマート新宿では、11月1日からタルによる「ファミリー・ネスト」「アウトサイダー」「ダムネーション/天罰」「ヴェルクマイスター・ハーモニー」も順次上映。
※タル・ベーラの来日が都合により取りやめとなり、ティーチインも中止となりました
タル・ベーラの映画作品
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