「サタンタンゴ」「ニーチェの馬」で知られるハンガリーの映画監督
2012年にサラエヴォに映画学校のfilm.factoryを創立し、多くの映画人を輩出してきたタル・ベーラ。「FUKUSHIMA with Béla Tarr」の開催場所は、2011年の福島第一原子力発電所の事故により、避難指示の対象となった福島県内の12市町村(田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村)から選定される。記録監督として、film.factoryで映画を学び、「鉱 ARAGANE」「セノーテ」を手がけた
クラウドファンディングの目標金額は150万円。費用は一般公開イベントやワークショップの開催、福島で常設マスタークラスを開設するための準備に充てられる予定だ。リターンとして、マスタークラスの成果を紹介するパンフレットや小田が監督する記録作品のラッシュ映像もしくはラフ編集映像の視聴権、さらにタル・ベーラのサイン入りオリジナルトートバッグなどが用意された。
マスタークラスには190名以上の世界中の応募者からタル・ベーラ本人がピックアップした8名が参加。このたび日本の飯塚陽美、
マスタークラスが開催される浪江町出身の大浦は「自分が生まれ育ち、映画を撮り始めた福島の地で、このような取り組みが始まったことが本当に嬉しいです。東京で子育てを過ごす中で、映画を撮ることや故郷への思いをどうすることもできずに過ごしていました。そんな私にとって、福島でタル・ベーラ監督と過ごす2週間は、かけがえのない時間になるはずです。これからに繋げられるように頑張ります!」と思いをつづっている。
また映画評論家の蓮實重彦の応援コメントも到着。「あのタル・ベーラが心をこめて選抜した国籍を異にする若い十人ほどの男女が、あのフクシマの地にしばし集い、濃密な時間をとっふりと共有することから、あの小田香に匹敵する才能豊かな映画作家がなだらかに誕生する。そんな夢を確かな現実として期待するという無上な贅沢と、しばし戯れてみたい」と語った。
※蓮實重彦のコメントはすべての「あの」の上に傍点が正式表記
FUKUSHIMA with Béla Tarr
開催期間:2024年2月6日(火)~19日(月)
対象地域:福島県12市町村
一般公開イベント
2024年2月8日(木)福島県 朝日座
午前の部
10:00 開場
10:30~12:00 受講者紹介
参加費用:無料
午後の部
13:00 開場
13:00 講師紹介
13:30~「
15:00~「
参加費用:3000円
※福島12市町村の住民は1500円
成果報告会・上映交流会
2024年2月18日(日)福島県 葛尾村宿泊交流館みどりの里せせらぎ荘
13:00 開場
13:30 開始
参加費用:無料
タル・ベーラの映画作品
リンク
ぴあフィルムフェスティバル(PFF) @pff_award
【入選監督情報】
福島県で開催中のタル・ベーラ監督のマスタークラス🇭🇺
190名以上の応募者から、タル・ベーラ監督本人がピックアップしたという8名の参加者の中に、2名のPFF入選監督の名前が!
🎬大浦美蘭監督
@sukoyaka_m
🎬飯塚陽美(Minami)監督
@minamimanju… https://t.co/J4ftx6mp2R https://t.co/qjc76HOP60