ホロコーストを生き延びた建築家の半生描く、オスカー候補作「ブルータリスト」本予告

第97回アカデミー賞で作品賞を含む10部門ノミネートを果たした「ブルータリスト」より、本予告と本ポスタービジュアルが解禁された。

本作は第2次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ人の建築家ラースロー・トートの物語。見知らぬ土地と異なる文化で移民として苦境にさらされた彼の30年にわたる半生がつづられる。ラースローを「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディが演じ、妻のエルジェーベトに「博士と彼女のセオリー」のフェリシティ・ジョーンズ、ラースローが米ペンシルベニアで出会う著名な実業家ハリソンに「メメント」のガイ・ピアースが扮した。

このたびYouTubeで公開された映像には、日雇いの土木作業員として働くラースローが、ハリソンから「なぜ優れた建築家が石炭を運んでる？」と問われるシーンや、エルジェーベトとラースローの「狂気に呑み込まれないで」「約束するよ」というやりとりが映し出された。ブルータリズム建築を思わせるデザインのビジュアルには、ラースロー、エルジェーベト、ハリソンの横顔が収められている。

ブラディ・コーベットが監督を務めた「ブルータリスト」は、2月11日より東京・TOHOシネマズ 日比谷で先行上映され、2月21日に全国で公開。キャストにはジョー・アルウィン、ラフィー・キャシディも名を連ねた。上映尺は215分で、各100分の第1・2章の間に15分間のインターミッションが設けられている。

※「ブルータリスト」はR15+指定作品

映画「ブルータリスト」本予告