「ブルータリスト」の
本作は、18世紀に性差や人種を超える人間の平等を唱えた女性アン・リーの物語。イギリスの貧しい鍛治職人の家に生まれたアンは4人の子供を授かるも、すべてを幼くして失うという悲痛な体験をする。そんな中、自らが“キリストの女性の姿の生まれ変わり”である啓示を得た彼女は平等を説き多くの人々を惹きつけていくが、反感や警戒心を持った勢力から苛烈な迫害を受けることに。アンはわずか8人の信徒とともにアメリカに渡り、困難に見舞われながらも“シェーカー教団”と呼ばれるユートピアを築いていく。アンの信仰から生まれたシンプルなライフスタイル、機能的でモダンな木工品や家具など生活品の数々は”シェーカーズスタイル”と呼ばれ、日本を含む世界で今も大きな影響を与え続けている。
「マンマ・ミーア!」「Mank/マンク」で知られる
解禁されたポスタービジュアルには、祈りを捧げるアンを中心に、歌と体の動きにより神を礼拝するシェーカー信徒たちの姿が合わせ鏡のような構図で捉えられている。YouTubeで公開された予告編は鐘の音とともに始まり、信徒たちが屋敷の中や森、船の上で歌い踊るシーン、アンらが行く先々でさまざまな苦難に出会う様子などが収められた。
またファストヴォールドからのコメントも到着。「私にとって、芸術とは常に『不可能なものを生み出そうとする営み』です。それが、私がアン・リーに惹かれる理由です。この映画は、彼女が夢見た理想郷──そして今は沈黙に包まれてしまったその夢──への賛辞として捧げるものです」と語っている。
映画「アン・リー/はじまりの物語」予告編
モナ・ファストヴォールド コメント
本作は、18世紀に実在した数少ない女性宗教指導者のひとり、アン・リーという比類なき〈真実の伝説〉の生涯を、新たに語り直す作品です。彼女と、後に「シェーカー」と呼ばれる信徒たちは、恍惚とした歌と身体の動きによって神を礼拝しました。震え、昂揚し、全身で信仰を表現する──それは極めて肉体的で、解き放たれた献身のかたちでした。
私は世俗的な家庭で育ちましたが、それでも、アン・リーの予言は──たとえ現実離れしているとしても──深く私の心を揺さぶりました。それは彼女の信仰を共有しているからではなく、正義や超越、そして共同体における恩寵を切望する、その切実な願いを、彼女の中に見出したからです。
自らの手でユートピアを築こうとした彼女の急進的な試みは、あらゆる芸術表現の核心にある創造衝動──世界を新たに形づくりたいという切迫した欲求──を物語ります。
とりわけ、明確なヴィジョンを持ち、人々を共通の理想へと導く彼女の力は、交響曲の作曲や、建築、そして映画製作にも通じる、創作に不可欠な共同性を想起させます。分野は違えど、すべての創作は同じ願いによって突き動かされています。恵みの瞬間を探し求めることによって。
私にとって、芸術とは常に「不可能なものを生み出そうとする営み」です。それが、私がアン・リーに惹かれる理由です。この映画は、彼女が夢見た理想郷──そして今は沈黙に包まれてしまったその夢──への賛辞として捧げるものです。
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