水俣病の記録で知られる報道写真家・桑原史成の韓国ドキュメンタリー公開

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水俣、ソウル、ハノイ、平壌など、60年以上にわたってその現場を記録し続けてきた報道写真家・桑原史成の韓国ドキュメンタリー映画「100万カットの記憶」が、スモモ配給のもと9月より東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開される。

「100万カットの記憶」場面写真

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これは、水俣病の公式確認から70年の節目となる2026年5月1日の“水俣病啓発の日”に合わせて発表された。桑原は、1962年に水俣を撮影した作品で報道写真家としてデビュー。水俣病の被害者たちに長期的に寄り添い、被写体と深い関係性を築きながら人間の尊厳と記憶を写し出してきた。その活動は日本だけにとどまらず、1964年には日韓国交正常化前夜の韓国に渡り、市井の人々の姿を克明に記録。この写真群は、のちの代表作「水俣・韓国・ベトナム」(晩聲社 / 1982年)などに結実した。韓国においても桑原の写真は重要な歴史的記録として高く評価されている。

「100万カットの記憶」場面写真

「100万カットの記憶」場面写真 [高画質で見る]

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「100万カットの記憶」では、桑原を長年にわたり支え続けるパートナー・桑原和子ら、ゆかりのある人物のインタビューなどを通して、“報道写真家・桑原史成”という人物を紐解いていく。桑原は、89歳という高齢でありながらもカメラを携えて韓国へと向かおうとするのだった。

製作・監督は、「ムルスム(水の息)」などで知られるコ・ヒヨンが担った。日本での公開決定に際し、コ・ヒヨンは「日本の観客に桑原先生の精神や姿勢、そしてこれまであまり知られることのなかった写真を伝えることができるいい機会になって本当にうれしいです。桑原先生への恩返しができたような気持ちです」とコメントしている。

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