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ギリシア神話やクトゥルフ神話に登場する架空の民族“ハイパーボリア人”をタイトルに据えた本作。チリの現代史やナチスドイツをモチーフに、俳優で臨床心理士の女性が、患者の幻聴をもとにした映画の撮影が進む中で、いつしか謎の階層に迷い込む物語が展開していく。実写、影絵、アニメ、人形、16mmフィルム、ビデオ、デジタルなど媒体を横断した手法で制作された。
2023年の公開時に話題を呼んだ「オオカミの家」のリバイバルは2月1日より1週間限定。劇場公開時と同じく、
全国の上映劇場で販売されるグッズは、Tシャツ2種、アクリルスタンド、ステッカーセット、特色刷りポスター、劇場パンフレットの計6点だ。Tシャツは、人形として本編に登場する監督のレオンとコシーニャの顔を背面に配したもの、アバター鹿「アラセリ」の顔を前面に大きくデザインしたものとなる。ステッカーセットでは、監督2人とアラセリを含めた本編に出てくる個性的な10種のキャラクターがデザインされた。
「TXQ FICTION/イシナガキクエを探しています」で知られるテレビ東京の大森は「見ていてとにかく不安になる。真実の所在を見失うからか、メタが重なりすぎて現在地を見失うからか。ふと気づく。真実も虚構も全て地続きとなり、信じがたいスピードで拡張を続ける“私たちが生きる世界”そのものだからかもしれない」と語っている。このほかアニメーション監督・
「ハイパーボリア人」は2月8日よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。2月2日には東京・渋谷のCAFE:MONOCHROMEとのタイアップもスタートする。コラボメニューとして「ハイパーボリア・パフェ」が販売され、注文した方には映画の場面写真がデザインされたオリジナルコースター1枚がプレゼントされる。
大森時生(テレビ東京 プロデューサー)コメント
「ハイパーボリア人」は見ていてとにかく不安になる。
真実の所在を見失うからか、メタが重なりすぎて現在地を見失うからか。
ふと気づく。真実も虚構も全て地続きとなり、
信じがたいスピードで拡張を続ける“私たちが生きる世界”そのものだからかもしれない。
寺嶋夕賀(映画コラムニスト)コメント
実写と、アニメと、人形と、影絵と…
この映像は説明不可能だ。
不要なのかもしれない。
狂気を超えた表現力にただ戦慄し、奇妙な世界へと引きずり込まれるしか為す術はないのだから。
吉田悠軌(怪談・オカルト研究)コメント
地球空洞説、ヒトラーの生存説にクローン説、特定民族の宇宙人起源説……。
様々なオカルト・陰謀論的モチーフが、
ひどい悪夢にうなされているかのようにぐるぐると繋がっていく。
そしてこの悪夢は、陰謀論が政治にまで侵食する現代社会そのものなのだ。
八代健志(ディレクター / 人形アニメーター)コメント
自由自在にめくるめくさまざまな技法。
映像作りの鉄則と思われていたことを意にも介さず簡単に踏み越えた奔放な絵作り。
作り手として、自分の常識に疑問を突きつけられた気持ちです。
田中大裕(アニメーション研究者)コメント
「ハイパーボリア人」は、現実と虚構の境界を溶融しながら、
陰謀論がはびこる現代社会の宿痾に深く迫る。
それも、おどろくほどユーモラスな仕方で。
レオン&コシーニャは、映画における「ユーモア」の本質を心得た稀代のアーティストといえよう。
岩井澤健治(アニメーション監督)コメント
ルールに縛られ常識に囚われている現代に、
カウンターパンチを喰らわすハイパー劇薬ムービーです!
ひらのりょう(アニメーション作家・漫画家)コメント
レオン&コシーニャによる、物語の“力”と構造への探究が、
驚異と豊かさに満ちた楽しくて恐ろしい作品を生み出した。
彼らの物語はいつのまにかスクリーンを飛び超え、鑑賞者たちを丸呑みにしてしまう!
いろはす2/9大阪DAY2🐙夜 @GOKUGOKUsuiso
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うわ!アリアスターの短編みてえ~!しオオカミの家製作陣の新作もみてえ~!!