第80回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映された
イギリスの文豪ヘンリー・ジェイムズによる中編小説「密林の獣」を自由かつ大胆に翻案し、100年以上の時を超えて転生を繰り返す男女の運命が描かれる本作。AIが中心となった2044年の社会では、人間の感情は不必要とされ、有意義な仕事を得るには“感情の消去”をしなければならなかった。孤独な女性ガブリエルは疑問を抱きながらも、仕事に就くために浄化を決意する。そこで彼女は、前世から続く古いトラウマを消すため1910年、2014年へ転生。それぞれの時代で青年ルイに惹かれていく一方、“何かが起きる”という恐怖に苛まれるのだった。
1910年が舞台のコスチュームプレイは35mmフィルムで撮影され、2014年のシーンでは実際の事件にインスパイアされたスリラー劇が展開された。主人公のガブリエルを演じたのは「007」シリーズや「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」の
YouTubeで公開された映像には、ガブリエルが「仕事か感情か選べと?」と質問する様子や、3つの時代で彼女がルイと体を寄せ合う姿、「この混乱の中に美しい何かがあるはず」というガブリエルのセリフが収録されている。彼女たちのそれぞれの時代の姿を捉えた場面写真は10点解禁された。
映画「けものがいる」予告編
ベルトラン・ボネロの映画作品
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りりじま-NGS @LiLip_a
レア・セドゥが3つの時代で転生繰り返す、ベルトラン・ボネロの「けものがいる」公開(写真11枚 / 予告映像あり) https://t.co/ZP484cqYlJ