長編アニメーション「
ドリームワークスが制作した本作では、最新型アシストロボットのロズが動物たちとともに生き、島の危機を乗り越えていく姿が描かれる。綾瀬がロズに声を当て、柄本がロズの相談相手となるキツネのチャッカリ役、鈴木がロズに育てられる雁のキラリ役、いとうがロズをサポートするオポッサムの母親・ピンクシッポ役で出演した。
サンダースは「ドリームワークスのスタッフとともに、精魂込めて作った作品です。自分のキャリアの中でも、ここまで皆さんにお見せできることがうれしい作品はありません」と、観客に笑顔で語りかける。日本語吹替版については「役者さん個人のスタイルがキャラクターそれぞれに吹き込まれたものを観て、今舞台に立ってくださっている皆さんほど素晴らしい声のキャストはいないと心から思いました。皆さんの芸術と時間をこの作品に貸してくださってありがとうございます」と伝えた。
綾瀬は「(収録前は)英語で観ていたんですけど、日本語だとより集中して映像を観られる。最初は気付かなかったチャッカリの小さな手の動きや尻尾の動き、表情に泣きました」と回想する。柄本も「最初に英語版で観たときも、声を録るときも、そんなに大きくないモニタだったので、スクリーンで観たのは完成した日本語版が初めて。毛の質感など細かい監督のこだわりが感じられて、本当に劇場で観るべき映画だなと実感しました」と熱を込めた。
アフレコ時に話題が及ぶと、綾瀬は「ロズはプログラミングされたことしかしゃべらないですが、キラリと出会って愛が芽生え、徐々にプログラムを超えた気持ちになっていく。そこの進化をどのように演じるかが一番難しかった」と述懐。鈴木は「雁ながらにロボットっぽいセリフを言わなきゃいけないこともあって、その言葉が難しかったり、短い時間に収めないといけなかったりしたのは苦労しました」と話す。いとうは「優しくなってしまわないよう、できる限り“肝っ玉かあさん”の感じを出すようにがんばりました!」とこだわりを明かした。
イベントでは、柄本がサンダースに「日本のアニメーションで影響を受けた作品はありますか?」と質問する場面も。サンダースは「自分も、ともに仕事をする仲間も、みんなが同じ答えだと思います。宮崎駿監督の作品、その中でも『となりのトトロ』です」と回答し、「本作と関連する部分で言うと、森が出てくること。宮崎監督の森は、すごく信憑性があって、没入感があって、奥行きがある。それにインスピレーションを受けて、『野生の島のロズ』はキャラクター含め、手描き感を感じていただける作品に仕上がっています」と解説する。続けて「実は『ヒックとドラゴン』のディーン・デュボアと来日した折には、宮崎駿監督のアトリエで一緒に過ごすという素晴らしい経験をしているんです」と明かし、会場からは驚きの声が上がっていた。
最後には、吹替キャスト4人へのサプライズプレゼントとして、サンダースからそれぞれのキャラクターのイラストが贈られた。綾瀬は「ビューティフォー!」と喜びを表現し、「すごい!!」と大興奮の柄本は、手汗が付かないよう最小限の接地面積で慎重にイラストを受け取る。サンダースは「吹替版の皆さんの素晴らしい声と音楽をこれから楽しんでいただけることがうれしいですし、うらやましくも思っています」と語り、イベントの幕を引いた。
「野生の島のロズ」は2月7日に東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。
※宮崎駿の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
映画「野生の島のロズ」日本語吹替版予告
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