映画「
面倒見がよく優秀な8歳違いの姉は、両親の影響から医師を志し、医学部に進学する。しかしある日突然、事実とは思えないことを叫び出した。統合失調症が疑われたが、医師であり研究者でもある父と母はそれを認めず、精神科の受診から姉を遠ざける。その判断に疑問を感じた弟の藤野は両親の説得を試みるも解決には至らず、わだかまりを抱えながら実家を離れた。そして姉が発症したと思われる日から18年後、映像制作を学んだ藤野は帰省するたびに家族の姿を記録し始める。両親の話に耳を傾け、姉に声を掛け続けたが、状況はますます悪化。両親は玄関に鎖と南京錠をかけて姉を閉じ込めるようになる。現在YouTubeでは特報が公開中だ。
藤野は「姉はたくさん才能を持って生まれましたが、発症してからは、それを十分に発揮することなく、ほとんど独りで生きていました。我が家の25年は統合失調症の対応の失敗例です。どうすればよかったか? このタイトルは私への問い、両親への問い、そして観客に考えてほしい問いです。撮影も編集も拙いですが見るに値するものが映っていると思います」とつづっている。
「どうすればよかったか?」は東風が配給を担当。なお本作は、山形国際ドキュメンタリー映画祭2023や第15回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルで上映されると大きな話題を呼び、劇場公開を待ち望む声が多数寄せられていた。
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統合失調症の姉と彼女を閉じ込めた両親を記録した「どうすればよかったか?」公開(特報あり / 写真16枚) https://t.co/Q2qqtoQYya