「キングダム 大将軍の帰還」ビジュアルブック発売、山崎賢人×大沢たかお×原泰久の鼎談も

映画「キングダム 大将軍の帰還」のビジュアルブックが、映画公開と同日の7月12日に発売。オールカラーの96ページで、シリーズ全体の魅力を紹介する内容となっている。

天下の大将軍を夢見る戦災孤児の少年・信と中華統一をめざす若き王・嬴政の運命を描く映画「キングダム」シリーズ。「キングダム 大将軍の帰還」では、前作「キングダム 運命の炎」にて、主人公の信と大将軍・王騎が初めて同じ戦場に立った馬陽の戦いの続きが描かれる。山崎賢人が信、吉沢亮が嬴政、大沢たかおが王騎を演じた。

本書には撮影現場で撮られた多数のスチルやメイキング、オフショットを掲載。さらに六大将軍の1人・摎に扮した新木優子や監督・佐藤信介のインタビュー、清野菜名・下村勇二・坂口茉琴が“アクションのすごみ”を語る鼎談のほか、YouTube企画である“キングダム酒場”収録現場レポートも。加えて山崎・大沢と原作者の原泰久によるクロストークを16ページにわたって楽しむことができる。その模様を一部、以下に掲載した。

価格は税込1980円。集英社より刊行される。

※山崎賢人の崎は立つ崎（たつさき）が正式表記

山崎賢人×大沢たかお×原泰久 クロストーク抜粋

印象に残った場面について

山崎　序盤の龐煖との戦いで、飛信隊のみんなが信のことを盾で守ってくれるところにぐっときました。あのシーンは撮影している時から、感動してしまっていたんです。設定上では信は気絶していて何もわからないんですが、撮影中は当然意識があるので、みんながボロボロになりながらも必死に盾になって信を守ってくれる姿に、我慢しようとしても涙を止められませんでした。

原　今作は序盤から尾到と尾平のドラマになっていて、そこまででもう映画一本分の価値があるぐらいすごく強いシーンになっています。脚本の段階で、掴みとして本当にいいシナリオだなと思っていました。ただ尾到、尾平のシーンの前からもう龐煖と羌瘣のアクションに目が釘付けで！吉川晃司さんの龐煖と清野菜名さんの羌瘣のアクションの説得力で、冒頭の段階から「あ、成功だな」と確信しました。

大沢　龐煖との厳しい戦いがいきなり始まる、しかも夜の戦いで極めて緊張感がある。映画の序盤から厳しい戦いを見せることで、この先にまた起きるであろう悲劇であったり、何かを予感させる構成が見事です。その戦いの中で主人公の信が成長していく過程が描かれていましたし、あらゆる箇所から生き抜く厳しさであるとか、出会いや別れといったメッセージを感じることができる素晴らしい作品だと思いました。

映画「キングダム 大将軍の帰還」主題歌入り予告