少年の視点で描くナチスドイツの崩壊「白パンと独裁者」8月公開、小島秀夫も推薦

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「ソウル・キッチン」「女は二度決断する」で知られるドイツのファティ・アキンの新作「Amrum」が「白パンと独裁者」の邦題で公開決定。ビターズ・エンドが配給し、8月7日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。このたびゲームクリエイターの小島秀夫による推薦コメントも到着した。

「白パンと独裁者」ポスタービジュアル。第2次世界大戦末期、ドイツ北部のアムルム島を舞台に12歳の少年の姿を描く

「白パンと独裁者」ポスタービジュアル。第2次世界大戦末期、ドイツ北部のアムルム島を舞台に12歳の少年の姿を描く [高画質で見る]

本作は、第2次世界大戦末期のドイツ北部のアムルム島を舞台に、12歳の少年が母の願いを叶えるために奔走する冒険の中で家族の秘密を知っていく物語。島は本土へ向かう爆撃機が上空を飛行しながらも、どこか楽園のような静寂を保っていた。疎開してきた12歳のナニングは、戦地から戻らぬ父に代わり、農作業を手伝い、妊娠中の母ら家族を支えている。しかし、ヒトラーに心酔する母・ヒレが彼の訃報を受けて心身ともに崩壊してしまうと、ナニングの日常も一変。生気を失い、食事を拒む母が唯一欲したのは、たっぷりのバターとはちみつが塗られた白パンだった。

ドイツ映画界の重鎮であるハーク・ボームが幼少期の体験をつづった自伝的小説を、愛弟子であるアキンが映画化。出演にはジャスパー・ビラーベック、ローラ・トンケ、リーザ・ハークマイスター、キアン・ケップケ、ダイアン・クルーガーが名を連ねた。ドイツでは興行収入800万ドルを突破するヒットを記録し、第47回バイエルン映画賞にて最優秀作品賞を受賞。海外では「少年の瞳に刻まれた、崩壊しゆくナチスドイツの悲劇と重圧」(Variety)、「ファティ・アキン史上もっとも美しく、もっとも残酷な最高傑作」(Screen Daily)と評されている。

アキンが「女は二度決断する」で来日して以来、親交があるという小島。監督からの招待を受け、本作のアムルム島の撮影現場も見学したそうだ。現地の空気を肌で感じた小島は「アムルム島の美しい風景、生き物たち、島で暮らす人びと。終戦へと向かう小さな世界。母親のために奮闘する少年は、“干潮”と“満潮”との狭間で“人生”を知る。戦争と終結、少年と成長、信仰と真実。ラストでそれら全てが見事に結実する。既に“満潮”を迎えていた巨匠ファティ・アキン。師匠の意志を継いで撮影に挑んだ本作は、更なる“上げ潮”となる特別な作品だ」とコメントしている。

「白パンと独裁者」は予告編がYouTubeで公開中。

映画「白パンと独裁者」予告編

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