「たまこラブストーリー」「リズと青い鳥」などでタッグを組んだ
「きみの色」ができるまで
「きみの色」のシナリオ開発は、2021年から2022年春にかけて行われた。2022年に絵コンテ制作とプリプロダクション、2022年夏からはアニメーション制作が進められ、本編の完成は2024年春。8月30日に全国東宝系で封切られる。
ストーリーの詳細が明らかに
本作のテーマは“思春期の青春”。人の感情が「色」として見える少女・日暮トツ子が、美しい色を放つ少女、音楽好きの少年とバンドを組み、離島の古教会で音楽を通して心を通わせていく様子が描かれる。3人の間に友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める瞬間や、初めてのライブを経験する姿も切り取られていく。
主演は鈴川紗由、高石あかり、木戸大聖
主演を務める3人は、映画「女囚霊」に参加した
鈴川は全寮制の学校に通う高校生・トツ子役に。子供の頃から人が「色」で見えるが、唯一自分自身の「色」だけは見えない少女だ。バンドでの担当はピアノ。
高石が息を吹き込むのは、トツ子と同じ学校に通っていたものの、突然中退した少女・作永きみ。同居する祖母には退学のことを言い出せず、毎日学校へ行くふりをしながらアルバイト先の古本屋に向かっている。担当はボーカルとギター。
木戸は、離島に住む音楽好きで物静かな少年・影平ルイに声を当てる。ルイは家業の病院を継ぐことを母に強く期待されているが、好きな音楽の道に進みたい本心を隠している。担当はテルミンとオルガン。
キーパーソンは新垣結衣
さらに、
会見への出席が叶わなかった新垣は「トツ子たちに対して、他の大人たちよりもひとつ心の距離が近いというか、静かに、でも熱く、いや実は“かなり”熱く、トツ子たちを見守っている人です」とメッセージを寄せた。
小島崇史、ダイスケリチャードも参加
企画・プロデュースを「すずめの戸締まり」のSTORY inc.、制作・プロデュースをテレビアニメ「平家物語」のサイエンスSARU、音楽を「映画『聲の形』」「リズと青い鳥」の牛尾憲輔が手がけるのは既報の通り。このたび、新たなスタッフ情報がアナウンスされた。
キャラクターデザイン・作画監督は小島崇史が担う。彼は「きみと、波にのれたら」「映画ドラえもん のび太の新恐竜」などに携わり、「平家物語」で山田と初タッグを組んだ。キャラクターデザインの原案には、SixTONES「うやむや」MVのイラストで知られるダイスケリチャードが起用された。
「きみの色」は全国でロードショー。なお、映画ナタリーでは会見の模様を追ってレポートする。
※高石あかりの高は、はしごだかが正式表記
アニメーション映画「きみの色」スペシャルPV
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