土橋章宏による同名小説を
映像には、家を追い出されて路頭に迷い、生臭坊主となって戻ってきた孝証が上野介と再会する様子を収録。池の鯉に餌をやりながら「あのムダ飯食いめ……」と孝証への嫌悪感をあらわにする上野介と、その餌に食らい付き兄を煽る孝証の姿が確認できる。
ムロは印象的だった場面として同シーンを挙げており、「楽しく演じました。思った以上に面白くなったので見応えがあるシーンかなと思います」と述べ、「吉良上野介は悪い人間というのがどこまでだったのか、加減が難しくて監督と話し合った」と述懐。原作・脚本を手がけた土橋は「グレている孝証が、映画が進んでいく中でだんだん丸くなって人間の心を取り戻していく。そういった表現をしっかりと行動やセリフ、仕草で表しているところが、すごく研究されて役を作ってくださったんだなと尊敬します。脚本のイメージをさらに超えていくところがあって、さすが国民的な役者さんだなと思いました」とムロを絶賛した。
「身代わり忠臣蔵」は2月9日より全国ロードショー。
映画ナタリー @eiga_natalie
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