本作は3人の男女が織り成す喪失と愛の物語。成田がヒロインのマリ、ピエールがスランプ中の映画監督・杉田、松田が愛猫を探すフミコを演じた。監督は短編映画「二十代の夏」の
予告編は、杉田が偶然出会った若い女性・マリに心を奪われ、映画に出演してほしいと声を掛けるところから始まる。情熱的で憎めない杉田のキャラクターに、戸惑いながらも恋心を抱いていくマリ。2人は映画制作を始めるが、突然杉田が失踪してしまう。喪失感に苦しむマリはフミコと出会い、自らを見つめ直すため“ある決心”をする。
高野を知る濱口は、本作を鑑賞して「四話構成の第一話こそ、果たしてここまで同時代の他の映画作家に似ていてよいのか……と面食らうが(それにしたって上手いと舌を巻きもする)、話が進むにつれて映画はまったく思いがけないものへと変貌していく。映画の終わる頃には、観客は高野徹という一人の映画作家の誕生に立ち会うことになる。面白い。しかし、この得体の知れなさは何だか恐ろしくもある」と述べている。
「マリの話」は、12月8日より東京のシモキタ - エキマエ - シネマ「K2」ほか全国で順次公開。
「マリの話」予告編
濱口竜介 コメント
ひたすら逸脱を繰り広げる映画「マリの話」が決して踏み外さない一点は「面白い」ということだ。そもそも面白い映画は極めてまれなものだけれど、この映画が更に特異なのは「何がどうして面白いのかまったくよくつかめない」ということだ。
四話構成の第一話こそ、果たしてここまで同時代の他の映画作家に似ていてよいのか……と面食らうが(それにしたって上手いと舌を巻きもする)、話が進むにつれて映画はまったく思いがけないものへと変貌していく。映画の終わる頃には、観客は高野徹という一人の映画作家の誕生に立ち会うことになる。面白い。しかし、この得体の知れなさは何だか恐ろしくもある。
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成田結美ら出演「マリの話」予告解禁、監督・高野徹を知る濱口竜介のコメントも
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