アニメ映画「火の鳥 エデンの花」バリアフリー版の音声ガイドを花江夏樹が担当

手塚治虫のマンガ「火の鳥」望郷編を原作としたアニメーション映画「火の鳥 エデンの花」の音声ガイドを、花江夏樹が担当する。

「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」のSTUDIO4°Cがアニメーション制作を手がけた本作は、地球から遠く離れた辺境の惑星・エデン17に降り立った主人公・ロミの人生を描く愛と冒険の物語。宮沢りえがロミ、窪塚洋介が恋人のジョージに声を当て、イッセー尾形、吉田帆乃華、浅沼晋太郎、木村良平も参加した。

本作では、無料のスマートフォン専用アプリ「HELLO! MOVIE」を使用すると、バリアフリー音声ガイドとバリアフリー日本語字幕を楽しむことができる。花江はその音声ガイドだけでなく、エンディング曲「永遠の絆」の翻訳版歌詞の朗読も担当する。音声ガイド初挑戦となった花江は「アフレコともナレーションともまた違った距離感で、とても楽しい経験でした」と述べている。

バリアフリー音声ガイドの制作を担当した和田浩章は、「優しさと穏やかさの中で、芯のある力強さも兼ね備えた花江さんの声と表現は『火の鳥』という作品の音声ガイドを完成させる上で、私が思い描く最大級の理想形でした」と起用の背景を語り、さらに本作の音声ガイドについては、「手塚先生の中で生み出された独自の世界観を、STUDIO4°Cさんのこだわり抜かれた緻密な絵で表現された映像はどこをとっても素晴らしく、どの部分をガイドとして言葉で切り取るのか、まさにガイド制作者泣かせの作品でした」と振り返った。

西見祥示郎が監督を務めた「火の鳥 エデンの花」は、11月3日より東京・新宿バルト9ほか全国でロードショー。なおエンディングが異なるオリジナルシリーズ「火の鳥 エデンの宙（そら）」がディズニープラスで独占配信中。

花江夏樹 コメント

「火の鳥 エデンの花」で初めてバリアフリー版の「音声ガイド」の収録をしました。
アフレコともナレーションともまた違った距離感で、とても楽しい経験でした。
とくにコムのキャラクターが愛おしく、一番感情移入してしまいました。
エンディング曲では歌詞の翻訳版を朗読をしていますので、ぜひ最後まで楽しんでいただきたいです。