石橋静河が小津安二郎の「東京の女」リメイク版で主演、南沙良・金子大地も出演

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映画監督・小津安二郎の生誕120年を記念した企画「連続ドラマW OZU ~小津安二郎が描いた物語~」の第5話「東京の女」に石橋静河南沙良中島歩金子大地斉藤陽一郎が出演。「オーファンズ・ブルース」「裸足で鳴らしてみせろ」の工藤梨穂が監督を務め、「風の電話」の狗飼恭子が脚本を担当する。

上段左から南沙良、石橋静河、金子大地。下段左から中島歩、斉藤陽一郎。

上段左から南沙良、石橋静河、金子大地。下段左から中島歩、斉藤陽一郎。

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小津の初期サイレント映画群をオムニバスドラマ形式で現代リメイクする本作。第5話には1933年に公開された「東京の女」が選ばれた。社会で強く生きる姉と彼女を慕う弟がシリアスに描かれる物語だ。

石橋が演じるのは、出版社で働いて家計を支える良き姉でありながら、知られざる一面を持つ主人公・ちか子。両親を亡くし、姉であるちか子と二人暮らしをする大学生・良一役には金子がキャスティングされた。南は良一の恋人・春江、中島は春江の兄・木下、斉藤はちか子が編集を担当する大御所作家・尾形に扮する。そのほか山本奈衣瑠片山萌美金子鈴幸池田良嶺豪一森岡龍も出演した。

石橋は「小津作品という大きな山に、同世代の工藤監督と挑戦できることが、とても嬉しいです」とコメント。工藤は「今なお褪せないその生々しさへ途方もない畏れを抱きながらも、現在を生きる人たちの眼差しの中で誰かを真に見つめようとすることの愛や鋭利さを捉えることができたら」とつづっている。

全6話の「連続ドラマW OZU ~小津安二郎が描いた物語~」はWOWOWで11月12日に放送・配信スタート。ほかにも田中圭が主演し城定秀夫が脚本と監督を担う「出来ごころ」、柄本佑と吉田康弘がタッグを組んだ「生れてはみたけれど」、前田敦子や高良健吾が出演し「Winny」の松本優作が演出する「非常線の女」、成田凌が主人公を演じ高田亮が脚本、前田弘二が監督を担当する「淑女と髯」などが制作される。

連続ドラマW OZU ~小津安二郎が描いた物語~

WOWOWプライム、WOWOW 4K 2023年11月12日(日)スタート 毎週日曜 22:00~
WOWOWオンデマンド 各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信

石橋静河 コメント

小津作品という大きな山に、同世代の工藤監督と挑戦できることが、とても嬉しいです。誰もが携帯にカメラを持ち歩き、情報が溢れすぎている時代。今を生きる人の、言葉にならない思いが画面に滲み出るような作品になったらいいな、と思います。お楽しみに!

工藤梨穂 コメント

小津監督の「東京の女」には、熱を帯びた人の眼差しが何より克明に刻まれていると思います。今なお褪せないその生々しさへ途方もない畏れを抱きながらも、現在を生きる人たちの眼差しの中で誰かを真に見つめようとすることの愛や鋭利さを捉えることができたら。そんな思いで企画へ参加させて頂きました。正直、私はこの挑戦に震えています。しかし、素晴らしい脚本と石橋静河さんをはじめとするキャスト陣、スタッフの皆さんのもと、自身の全力を尽くして本作を作り上げていく所存です。ぜひご覧ください。

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