特殊能力を得た少女が精神病院を脱出、チョン・ジョンソ×ケイト・ハドソン共演作公開

映画「Mona Lisa and the Blood Moon」が「モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン」の邦題で、11月17日に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国で公開されることが決定。あわせて予告編とポスタービジュアルが解禁された。

「ザ・ヴァンパイア～残酷な牙を持つ少女～」で長編監督デビューし、「マッドタウン」で第73回ヴェネツィア国際映画祭の審査員特別賞を受賞した、イラン系アメリカ人のアナ・リリー・アミールポアーが手がけた本作。12年間精神病院に隔離されていた謎の少女、モナ・リザ・リーは、突如ある特殊能力に目覚め、自由と冒険を求めて施設から逃げ出す。劇中では、たどり着いた刺激と快楽の街ニューオーリンズで彼女がさまざまな人と出会い、特殊なパワーを発揮するさまが描かれる。

「バーニング 劇場版」のチョン・ジョンソがモナ・リザを演じ、彼女をある計画に引き込むシングルマザーのダンサー役で「あの頃ペニー・レインと」「ライフ・ウィズ・ミュージック」のケイト・ハドソンが出演。そのほかクレイグ・ロビンソン、エド・スクレインもキャストに名を連ねた。撮影には、「ミッドサマー」「ヘレディタリー／継承」で知られるパヴェウ・ポゴジェルスキが参加している。

このたびYouTubeで公開された予告編は、緊急警報が鳴り響く中、隔離室から少女が逃げ出すシーンから始まり、モナ・リザが特殊能力で人を操る様子が映し出される。ポスタービジュアルには、赤い月“ブラッドムーン”の前で何かを見上げるモナ・リザの姿が捉えられた。

ファンタジー映画に登場するヒーローに影響を受けたというアミールポアーは「彼らを見ると自分の存在を理解してくれていると感じ、自由を求める気持ちがさらに強くなる。そんなヒーローを描きたいと思い、モナ・リザというパワフルで超自然的な能力を持つキャラクターが生まれた」と制作のきっかけについて明かしている。なお、本作は第78回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品された。

映画「モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン」予告編（ロングver.）