ドラマ「怪談新耳袋」菅田愛貴が金縛り回想、染谷俊之は「めちゃくちゃホラーです」

ドラマ「怪談新耳袋 暗黒」の製作発表会が昨日7月25日に東京・ホテルグランドヒル市ヶ谷で行われ、キャストの菅田愛貴（超ときめき♡宣伝部）、染谷俊之、下尾みう（AKB48）、本田剛文（BOYS AND MEN)、武藤潤（原因は自分にある。）、塩崎太智（M!LK）、曽野舜太（M!LK）が出席した。

2003年にBS-i（現：BS-TBS）で放送がスタートした「怪談新耳袋」は、心理的な恐怖に加えて、理屈の通じない恐怖、視聴者の想像に委ねる演出が高い支持を集めてきたホラーシリーズ。ドラマとしては10年ぶりに復活する新作のテーマは“闇”だ。各10分のオムニバスホラー「病院に来た子供」「カズオ」「ハトの出る部屋」「乗客」、1話10分で構成される4話完結の連続ドラマ「人形村」が放送される。

「病院に来た子供」で主演を務めた菅田は「5歳の女の子と共演したんですが、最後は何回もハイタッチしてくれたり、いちごのキャンディをくれたり、癒やされながら撮影していました」と笑みをこぼし、最近起こった変なことを聞かれると「この間、寝ているときに金縛りにあったんです。小さい子の手が乗っている気がして。“病院に来た子供”がポイントになっている作品なので、何か子供が伝えに来たんじゃないかとぞくぞくしました」と振り返る。

「乗客」に出演した下尾は「撮影の機材が故障することが多くて、東京まで取りに帰ることもあったんです。3時間待ちとかなかなかないので、レアな体験をしているなと。怖いを超えて笑えてきました」と撮影中の裏話を披露し、「終わったあとにロケで霊媒師に会う機会があったんですけど『生き霊がすごいいるよ！』と言われたり。私、マンションに住んでいるんですけど、雨も降っていないし、雨漏りもしていないのにテーブルの上に水たまりができていたこともありました」と恐怖体験を語った。同じく「乗客」に参加した染谷は「香盤を見て、終わる時間が朝の4時半って書いてあったんです。それが恐怖でした（笑）。機材の不調などもあって終わったのは朝の5時半だったんです。太陽が出てきて、鳥がちゅんちゅん鳴いていました」と回想し、「実は、このホテルに21、2年ぐらい前に親族の結婚式で来たことがあって。今一緒に登壇しているメンバーの中に当時生まれていないメンバーがいると思うと、それが一番怖い！ めちゃくちゃホラーです！」と言って、会場を笑わせる。

連続ドラマ「人形村」で共演したのは武藤、塩崎、曽野。武藤は「山の中の撮影で虫がいたんですが、太智さんが大量の虫除けを持参してくれて、救われました！」と感謝を伝える。塩崎は「撮影中、確認のためにタブレットを見た監督が『映っちゃったよ！』と言い出して。確認したら画面を白いものがすーって2回通っていたんです。ホコリなのかな？と思ったんですが、人の体の形でした」と思い返した。続く曽野が「最近なぜか動画サイトでホラー映像がお薦めに出てくるんです。毎日夜に見ちゃっています」と明かすと、塩崎から「（恐怖体験の）エピソードが弱くないか？（笑）」とツッコミが。これに曽野は「だってみんなから怖い話が出ちゃったから！」とはにかみ、会場を和ませた。

「カズオ」に出演した本田は「撮影の際に天気が悪かったんです。普通なら『雨か、参ったなあ……』となりますけど、ホラーなので、画的にも雰囲気が出て、ホラーの神様に味方してもらえたのかなと思いました」と話しつつも、「でも、帰れないぐらいの雨風でした」と苦笑。そして「渋谷にドラマのパネルがあるので昨日、見に行ったんです。SNSに載せたいなと思って写真を撮ったんですが、誰にも気付かれずにゾッとしました（笑）。もうちょっとがんばらなきゃなって！」と伝えた。なおイベント中にはサプライズで“幽霊”が登場。菅田と下尾が会場内を逃げ惑う姿も見られた。

「怪談新耳袋 暗黒」は明日7月27日から毎週木曜23時よりBS-TBSでオンエアされる。脚本には「クロユリ団地」「劇場霊」の加藤淳也、「怪談新耳袋Gメン」シリーズを手がけた佐藤周が参加。監督には佐藤に加え、ドラマ「アキラとあきら」の鈴木浩介、「犬鳴村」に助監督として関わった川松尚良が名を連ねた。

※塩崎太智の崎は立つ崎（たつさき）が正式表記

木曜ドラマ23「怪談新耳袋 暗黒」

BS-TBS、BS-TBS 4K 2023年7月27日（木）スタート 毎週木曜 23:00～23:30
※全8話