テレビ朝日系で7月にスタートする
池井戸潤によるミステリー小説「ハヤブサ消防団」をもとにした本作の主人公は、亡き父の故郷・ハヤブサ地区に移住したスランプ気味のミステリー作家・三馬太郎。地元の消防団に加入したのを機に、不可解な連続放火騒動や住民の不審死などの事件に遭遇する太郎が、戸惑いながらも真相を探るさまが描かれる。中村が太郎に扮した。
川口が演じるのは、太郎と同じく東京からハヤブサ地区に移り住んだ映像ディレクター・立木彩(たちきあや)。闇を抱えるミステリアスな存在として、太郎の心とともに物語をかき乱していく役どころだ。川口の池井戸作品への参加は本作が初めて。中村との共演はドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」以来13年ぶりとなる。
川口は作品の内容に関して「私も田舎町の出身ですが、田舎特有の人づきあいや事件が起きたときのハラハラ感が濃く描かれていて、『こういうこと、あるある!』と感じます」と共感を寄せる。また中村については「掴めそうで掴めないミステリアスな魅力を持つ素晴らしい役者さんだと思いますので、今回がっつりお芝居させていただくのが、とても楽しみです」とコメントした。
本作の脚本は「七人の秘書」「インビジブル」「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」の香坂隆史が担当。演出には
木曜ドラマ「ハヤブサ消防団」
テレビ朝日系 2023年7月スタート 毎週木曜 21:00~21:54
川口春奈 コメント
オファーを受けたときの気持ち
池井戸先生の作品に初めて出演させていただくことになり、とてもうれしく思っています。
この「ハヤブサ消防団」は、不気味なムードが漂うミステリー要素の強い作品。私も田舎町の出身ですが、田舎特有の人づきあいや事件が起きたときのハラハラ感が濃く描かれていて、「こういうこと、あるある!」と感じますし、穏やかな田園風景の中で奇妙な事件が起きたときの“違和感”にはゾクッとさせられます。また、幼いころ、父が仕事のかたわら消防団として活動していた記憶もあって、そういうところでも作品に親しみを感じています。脚本を読んでいるだけで面白いので、映像としてどんな世界観を描き出していけるのか、楽しみにしています。
立木彩はどのようなキャラクターか
私が演じる彩は、謎のベールに包まれたミステリアスな女性で、物語の鍵を握るキーパーソンでもあります。回を追うごとに彩自身の過去も描かれていきますが、なぜ彼女がハヤブサに来たのか、パーソナルな部分が明かされていく過程を私自身、すごく興味深く見つめています。中村倫也さん演じる太郎をはじめ、ハヤブサの人々と彩がどんな関係性を築いていくのかも楽しみにしています。
13年ぶりの共演となる中村倫也の印象
以前、共演させていただいたとき、私はまだ15歳でした。学園ドラマだったので現場はわちゃわちゃしていましたが、中村さんはちょっと年上のお兄さんで、当時から“大人の俳優さんだなぁ”という印象を持っていました。掴めそうで掴めないミステリアスな魅力を持つ素晴らしい役者さんだと思いますので、今回がっつりお芝居させていただくのが、とても楽しみです。
視聴者へのメッセージ
田舎町で生まれ育った私にとって、自然あふれる山里はホッとひと息つける世界。緑豊かな場所での撮影に今、すごくワクワクしています! 中村さんと一緒に、楽しみながらいい作品を作っていけたら…。田舎特有の風景の中で起きる不穏な事件の真相はもちろん、謎を追ううち、太郎と彩の関係がどうなっていくのか、ぜひ注目してご覧ください!
中村倫也 コメント
ヒロイン役・川口春奈の印象
川口さんとは彼女が15歳のときにご一緒して以来、13年ぶりの共演です。いまや押しも押されもせぬ女優さんとして多方面で大活躍されているので、今回、久々にご一緒できるのを楽しみにしています。
川口さんには人に対して構えたりしない印象があり、僕自身もラフなタイプの人間なので、いい意味でムダな緊張感のない楽しい現場になったらいいなと思っています。その上でやるべきことを一緒に積み上げていきたいですね。
座長としての意気込み
僕が演じる三馬太郎は、騒動に巻き込まれることで能動的な人間へと変わっていくキャラクター。川口さん演じる彩をはじめ、太郎のまわりの人々がそれぞれ好き勝手に動けば動くほど、面白い作品になると考えています。みなさんの濃密なお芝居を受け止めるのを楽しみにしています!
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川口春奈がドラマ「ハヤブサ消防団」で中村倫也と13年ぶり共演、闇を抱えたヒロインに https://t.co/LPZK1poNP9
原作:池井戸潤『ハヤブサ消防団』集英社