“インディペンデント映画の父”と称され、ジャン=リュック・ゴダール、マーティン・スコセッシ、ヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームッシュらから敬愛されたカサヴェテス。今回の特集では、1989年に59歳で死去した彼の監督作品11本の中から、監督デビュー作「
このたびYouTubeで解禁された映像では、「アメリカの影」でチャールズ・ミンガスとともに音楽を担当したシャフィ・ハディのサックスに合わせて各作品が紹介された。濱口は「ジョン・カサヴェテスの映画を見てしまった人生と、見なかった人生。幸福なのはどちらか、わからない。しかし見たことを後悔した日は1日たりともない」、三宅は「『オープニング・ナイト』の終盤は毎回初めてのようにビックリし続けています」とコメントを寄せている。
「ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ リプリーズ」は、6月24日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次開催。シアター・イメージフォーラムでの上映スケジュールも決定した。
濱口竜介 コメント
ジョン・カサヴェテスの映画を見てしまった人生と、見なかった人生。幸福なのはどちらか、わからない。しかし見たことを後悔した日は1日たりともない。
三宅唱 コメント
カサヴェテスの映画をみるといつも高熱のような強い感情に浮かされます。できるならそれを書きたいけれど言葉が追いつかない。だからもう一度見たくなるしうっかり自分でも映画を作りたくなってしまう。「オープニング・ナイト」の終盤は毎回初めてのようにビックリし続けています。
石橋英子 コメント
“孤独な夜を知ってる?”カサヴェテスの問い。できれば避けて通りたい事がクローズアップされ、その破れ目が映画そのものを呑み込む。他者は自分の幻影、また自分自身も他者の幻影、そこから抜け出す為にはボコボコにし合うしかないのか。「オープニング・ナイト」を観てうんざりした幻影まみれの10代の夏。今はどうか。そんな夜なんて知らない、という出発点すら曖昧だ。
eikoishibashi @Eiko_Ishibashi
あまりこういうコメントはそんなに得意でもないしできるだけやらないようにしてるのですが大好きな監督の特集で大好きな友人からのお願いだったので受けました! https://t.co/rI55rmZGyn