こわれゆく女

コワレユクオンナ
A WOMAN UNDER THE INFLUENCE

製作:1975年(米)

解説 専業主婦メイベルの精神状態は非常に不安定だった。人一倍愛情と感受性が強い彼女は、日常生活にうまく適合できないでいた。やがて彼女は、夫や子供たちの目の前で異常な言動をみせるようになる。夫ニックはなんとか彼女を理解し、救おうとするのだが、どうしてもうまくコミュニケーションをとることができない。メイベルはどこまでも絶望的に壊れていく……。「フェイシズ」「ラブ・ストリームス」などで痛々しいほどのむきだしの愛を描き続けたJ・カサヴェテスの最高傑作とも評される1本。もともとはカサヴェテスが妻G・ローランズのために書いた戯曲が原作だが、そのローランズが演じたメイベルの、一歩一歩狂気の淵に落ちていく姿はただただ圧倒的で、生前チャップリンもその演技を絶賛したほど。観終わったあとにはぐったりと疲れてしまうくらい厳しく張り詰めた作品だが、その厳しさゆえにこのうえなく美しい映画だといえるだろう。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:ジョン・カサヴェテス

キャスト

ジーナ・ローランズ
ピーター・フォーク
トニー:マシュー・カッセル
マシュー・ラボート
クリスティナ・グリザンディ