音楽家の
所属レーベル・commmonsが本日4月2日に発表した文書では「2020年6月に見つかった癌の治療を受けながらも、体調の良い日は自宅内のスタジオで創作活動を続け、最期まで音楽と共にある日々でした」と伝えられた。葬儀は本人の強い遺志により近親者のみで執り行ったという。また「最後に、坂本が好んだ一節をご紹介します」とし、古代ギリシアの医学者ヒポクラテスの著書「箴言」の一部をラテン語訳した「Ars longa, vita brevis. / 芸術は長く、人生は短し」を掲載している。
1952年1月17日生まれ、東京都出身の坂本は1978年にアルバム「千のナイフ」でソロデビュー。細野晴臣、高橋幸宏とYELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)を結成し、シンセサイザーやシーケンサーなどの電子楽器を使用した“テクノポップ”と呼ばれる音楽スタイルで一世を風靡する。
1983年、大島渚の監督作「
坂本はYMOの“散開”後も多方面で活躍。1987年製作のベルナルド・ベルトルッチ監督作「
その後もベルトルッチの「
そのほかの音楽を手がけた映画作品は「
環境や平和問題にまつわる言及・活動も多く、地雷撤去運動や脱原発運動に積極的に参加。映画ファンでもあり、映画の未来を拓き世界へ羽ばたこうとする若く新しい才能に贈られる大島渚賞の審査員長を務めた。今年4月14日に開業する予定の東京・東急歌舞伎町タワー内にニューオープンする109シネマズプレミアム新宿では、全シアターの音響監修を担当した。
toshi26(トシニジュウロク) @toshi26_carpfan
坂本龍一が死去、「ラストエンペラー」で日本人初のアカデミー賞作曲賞に輝く - 映画ナタリー
#マイナタリー
https://t.co/P2T8Lr3EPH