さかなクンがのんにハコフグ帽を贈呈、磯村勇斗には“磯の王者”クエのイラスト

8

652

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 123 498
  • 31 シェア

さかなのこ」の公開記念舞台挨拶が本日9月3日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストののん井川遥磯村勇斗岡山天音、原作者で映画にも出演したさかなクン、監督の沖田修一が登壇した。

左から岡山天音、磯村勇斗、のん、さかなクン、井川遥、沖田修一。

左から岡山天音、磯村勇斗、のん、さかなクン、井川遥、沖田修一。

大きなサイズで見る(全20件)

のん

のん[拡大]

さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~」を、フィクションも織り交ぜながら大胆にアレンジした本作。カラフルな衣装で舞台に登場したのんは「今日はお魚を意識しました」と挨拶し、緑色のジャケットを着用した磯村は「今日は海のコケをイメージしました」と続けて観客を笑わせる。魚柄のシャツを着た岡山も「僕もお魚を意識した衣装なんですけど、劇中では(魚を)踏んづけてしまってすみませんでした」と続いた。

井川遥

井川遥[拡大]

磯村勇斗

磯村勇斗[拡大]

岡山天音

岡山天音[拡大]

のん演じるミー坊のモデルでもあり、劇中ではミー坊の近所に住むギョギョおじさんとして出演するさかなクンは「いよいよ上映されてうれしい! めちゃくちゃ感激しております。映画のお話を沖田監督から頂戴しましたのがギョ(5)年前。ギョ年の歳月って早いんだなと」と感慨深げに挨拶。ミー坊との出会いによって魚の魅力に目覚める不良、“カミソリ籾”こと籾山を演じた岡山は、その独特のキャラクターについて「衣装合わせに行ったらあれ(学ラン)が用意されていたので着させていただいて。なかなか着る機会がないものでビジュアルからインパクトがあったので、あれを着ると普通にやるわけにはいかないような気持ちになっちゃいました」と役作りについて明かす。ある出来事からミー坊との絆を深める不良の総長を演じた磯村は「岡山さんもそうですけど、不良たちは全員楽しんで演じてました。あの空間はとにかく楽しかったですね。沖田監督はニコニコして演出してくださいましたし、沖田さんを笑顔にさせたいみたいな気持ちがみんなにありました」と現場の雰囲気について振り返った。

ミー坊を信じて応援し続ける母・ミチコを演じた井川は「私もこういう母になりたいと思いながら演じてました。やっぱり子育てって、自分の経験から先回りして『こっちのほうがいいんじゃないの』『こうやったら危ない』とか予防線を張ってしまいがち。育児してると『見守る』ってなかなかできないんですが、ミチコさんはそれができるからこそ、さかなクンが『好き』を追求してこういうふうになられたんだなと」と役について分析。主人公・ミー坊を演じたのんは、「この話をいただいたときに、さかなクンって老若男女のヒーローだし、ミー坊もヒーローでかっこいいなと思ったんですよね。好きを追い求めて動くっていうのが、私も好きっていう力をもとにがんばってるのでシンパシーを感じました」と、役との共通点を述べた。

さかなクン

さかなクン[拡大]

MCから「自身の演じている役以外で推しキャラは?」と質問が飛ぶと、磯村は「ミー坊のお父さんのジロウさん。演じてる三宅弘城さんが好きっていうのもあるんですけど。タコを地面にバシバシ叩きつけて締めるシーンは大笑いしましたね」と回答。このシーンについて、三宅には「この映画唯一の暴力シーンだから」という演出があったことも沖田の口から明かされた。続く井川は「私は総長が好きです。あんなにやたら声が大きいのにハートはそんなに大きくない(笑)。セリフを言うたびに笑ってました」と述べ、総長を演じた磯村も笑顔を見せる。のんは「ズルしちゃうんですけど、私は箱推ししたいです。全員です。撮影も全シーン楽しくて幸せだったので、箱推しします!」と断言。これを聞いたさかなクンは「私もハコフグ推し……いや、箱推しですね! すべてのキャラクターに魅力があって。お魚に多様性があるのと同じですね」と笑った。

のん

のん[拡大]

続いてさかなクンからのんにプレゼントがあることが明かされ、運ばれてきた箱をのんが開けると、そこにはさかなクンのトレードマークでもあるハコフグの帽子が。さかなクンから「ハコフグちゃんを受け継いでくださいという気持ちです」と言われたのんは帽子を被り、「これ、いつでも被っていいんですか? さかなクンの知らないところでも被っていいですか? ありがとうございます!」と喜んだ。

左から岡山天音、磯村勇斗、のん、井川遥。

左から岡山天音、磯村勇斗、のん、井川遥。[拡大]

さかなクンが描いたイラストを手にする磯村勇斗。

さかなクンが描いたイラストを手にする磯村勇斗。[拡大]

さらにさかなクンからは、ほかの登壇者5人にサプライズでプレゼントがあることが告げられる。5人に贈られたのは、さかなクンが本日早めに会場入りして描いたという、それぞれをイメージした絵。のんにはイットウダイ、井川はマンボウ、磯村にはクエ、岡山にはブリモドキ、沖田にはショウキハゼの絵が贈られた。井川にマンボウを描いた理由として、さかなクンは「(ミチコは)ミー坊をこれだけ温かく見守ってくださった。マンボウは体の表面から抗生物質みたいなものを出して、ほかの魚の病気を治す力があるんですよね。だから小魚ちゃんたちが寄ってくる」と明かすと、井川も「マンボウは水族館の中で一番好きかも」と喜ぶ。続いて磯村をイメージしたクエについてさかなクンが「クエちゃんカッコいいですよね! 磯の王者! 日本の磯に来る魚では一番大きくなるんですよ。1m20cm、ギョジュッ(50)kg!」と豆知識を披露すると、磯村も「クエにふさわしい男になりたいと思います。“磯”村なので、はい」と満足げだった。

最後には挨拶を求められたのんが「この映画は観た人全員が多幸感を感じる幸せな映画だと思います。みんなが好きを持ってると思ってるので、自分の好きを大事にしてください。あなたの映画になりますように! ギョギョギョ!」と締めくくった。

沖田と前田司郎が共同で脚本を担当した「さかなのこ」は全国で公開中。

この記事の画像・動画(全20件)

(c)2022「さかなのこ」製作委員会

読者の反応

  • 8

Chiaki @ Dorama World ドラマワールド @doramaworld

First-day-event of new movie "Sakana no ko" at TOHO Cinemas Roppongi Hills on 3 Sep 2022 - Non, Igawa Haruka, Isomura Hayato, Okayama Amane & Sakana-kun
https://t.co/1AfwGuh3k0 https://t.co/5qoJGqRyJA

コメントを読む(8件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 さかなのこ / のん / 井川遥 / 磯村勇斗 / 岡山天音 / さかなクン / 沖田修一 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。