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さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~」を、フィクションも織り交ぜながら大胆にアレンジした本作。のんが寝ても覚めても魚のことばかり考えている主人公ミー坊を演じ、夏帆はひょんなことから同じ屋根の下で暮らすことになる幼なじみ・モモコ、磯村はツッパリ頭の総長、さかなクンはギョギョおじさんに扮した。
オファーを振り返ったのんは「最初は私がさかなクンをやっていいの!?と驚きました。でもなんか腑に落ちたというか……もしかしたら、のんがいいのかもと。めちゃくちゃうれしかったです」と述懐。「さかなクンが現場にいると、みんなの目がピカピカする。そういうエネルギーを持った方です」「うまくいかないときでもミー坊はお魚を好きという気持ちが揺らがない。突き通すからこそ人生がいい方向に向かっていくという希望に満ちあふれた役柄で、演じていてとっても楽しかったです」と語る。一方沖田はのんの起用について「想像しただけでワクワクしましたし、腑に落ちたというのもあります(笑)。(のんの演じるミー坊を)見てみたいという強い思いがあってオファーしたんです。不思議と2人が似ているような気がしたんですね」と説明した。
MCから「映画化のお話を聞いたときはどうでしたか?」と尋ねられたさかなクンは、「これは夢か! 幻か! 本物か!と思いました」と自分の頬をたたく。「沖田監督様にお会いさせていただいて、話をしたのはギョ(5)年前なんですよね。あっという間に月日がうわあっとめぐって……」と思いを馳せると、沖田も「ギョ(5)年、早かったですね」と笑顔でうなずいた。「ミー坊をのんさんが演じると聞いたときは……」という質問が投げられると、さかなクンは「キャッキャッキャッ!」と当時の心境を全身で表現しつつ、「こんなにうれしいことはないですね。のんさんに超憧れていますので!」と率直な思いを伝えてのんを喜ばせる。
そんな様子を笑顔で見ていた夏帆は「念願の沖田組でお声掛けいただけて本当にうれしかったです。やわらかい雰囲気が現場にも広がっていました。撮影日数は1週間くらいだったと思うんですけど、もうちょっといたかったなと思いました」と回想。さらに、のんとの初共演について「たくさんの言葉を話したわけではないんですが、一緒にいる時間がすごく心地よくて、とても楽しかったです。目が離せなくなってしまうような吸引力がある方」と語ると、のんは「共演して本当に幸せでした。ミー坊とモモコのシーンは映画の中でも特別な感じがあると思います。一緒に演技をしていて“交わしている”という感覚がすごくあって、多幸感ですね。タコだけに!」と冗談を飛ばして笑いを誘った。
磯村は自身の役を「かわいいお馬鹿さんという感じの不良」と説明し、「不良だけど、沖田さんの世界なのでクスッと笑える瞬間がある」とコメント。不良役を一緒に演じた若手俳優の面々は「どうにか沖田さんに気に入られようとしていた」そうで、「みんな、自分の武器を出して勝負していました。けど武器がなくなってくると、裏で『どうしよう』と話し合って。後半では大喜利大会が始まっていたんです」と裏話を披露した。結局沖田は彼らの思惑には気付いていなかったそうだが、のんは知っていたと言い「不良たちみんなでシーンを形作ろうとしているのは気付いていましたよ(笑)。沖田監督の演出で、総長が愛されヤンキーになっていました」と述べる。
イベントの最後には、さかなクンの中学・高校時代の同級生であり、劇中では鈴木先生を演じた
「さかなのこ」は9月1日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
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Completion screening event of new movie "Sakana no ko" at TOHO Cinemas Roppongi Hills on 10 Aug 2022 - Non, Kaho, Isomura Hayato & Sakana-kun; showing from 1 Sep 2022
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