のんが日プロ大賞で主演女優賞に「ミー坊の気持ちがわかった」影山祐子、足立智充も受賞

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第32回日本映画プロフェッショナル大賞の授賞式が本日6月17日に東京・テアトル新宿で行われ、主演女優賞に輝いたのん影山祐子、主演男優賞を獲得した足立智充が登壇した。

左からのん、西村瑞季。

左からのん、西村瑞季。

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のん

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さかなのこ」でミー坊を演じて主演女優賞に選ばれたのんは「役にすごく共感する部分がありました。私も好きなことに没頭すると周りが見えなくなるタイプなので、(モデルとなった)さかなクンの気持ちもミー坊の気持ちもわかりました」と撮影時を振り返る。続けて「たぶん、沖田(修一)監督もミー坊っぽいところがあるんです。映画が大好きな人たちが集まって撮影ができるんだなと思うと、現場がミー坊であふれている気がしてすごく幸せでした」と笑顔で口にした。

西村瑞季

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舞台上にはミー坊の幼少期を演じた西村瑞季も登壇し、沖田からの手紙を代読する大役を担った。のんは西村とのエピソードを回想し「ミー坊の飛び跳ね方を一緒に走り回って練習した思い出があります。こうして再会する場を作っていただけたこともうれしいです」と笑顔で話した。さらに、さかなクンからはビデオレターが届き「ミー坊をあんなに楽しげに情熱いっぱいに演じてくださって、こんなにうれしいことはギョざいません!」とメッセージが送られる。のんは、「これからも役者として一生懸命演技に取り組んでいきたいと思います」とスピーチを締めくくった。

影山祐子

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原田喧太

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影山は「さすらいのボンボンキャンディ」で同じく主演女優賞を受賞。彼女は「こんな素敵な賞をいただけて背筋の伸びる思いです」と挨拶し、「まさか自分にできるわけない、という思いから始まった役でした。監督含むスタッフの方たちや共演者、信頼できる友人などと時間をかけて対話して、支えられて作り上げた役なので、皆さんと一緒に賞をいただけた気持ちです。本当に感謝しています」と真摯に言葉を紡ぐ。作品の中で相手役を務めた原田喧太は影山に花束を手渡し「難しい役柄だと思いましたが、体当たりで演じられて、僕もそのおかげで前に進むことが出来ました」と彼女を讃えた。

左から大杉弘美、足立智充、佐向大。

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主演男優賞に選ばれた「夜を走る」の足立は「(監督の)佐向大さんとは一度がっつり作品を作ってみたいと思っていたので、『僕たちが観たい映画を作る』という思いでできた作品が認められて、すごくうれしいです」とコメントする。また、役柄との向き合い方については「『1人の人間にもいろんな面があるよな』という思いがあるので、(脚本上)どんな意外なことがあっても、その人の一部だと捉えるようにしています」と述べた。また、プレゼンターとして参加した佐向は「これをきっかけに足立智充を覚えてください!」と会場に呼びかけた。

映画ナタリーでは、授賞式の模様を引き続きレポートする。

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