反町隆史が「相棒」卒業へ、出演本数は歴代最多!約7年の相棒役に幕

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反町隆史がドラマ「相棒」をシーズン20のラストエピソードを持って卒業することが発表された。

反町隆史演じる冠城亘。

反町隆史演じる冠城亘。

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「相棒 season20」ビジュアル

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2000年に放送がスタートした「相棒」シリーズは、水谷豊演じる主人公・杉下右京と、彼の“相棒”の活躍を描く刑事ドラマ。反町演じる冠城亘は4代目相棒として2015年のシーズン14から登場した。反町は本日11月24日放送の第7話をもって、右京の相棒として歴代最多となる125回という出演回数に達する。今回の決定は、撮影開始に先立つ話し合いの中で、反町本人が歴代最多出演本数を更新する今シーズンいっぱいでの卒業の意向を示したことによるもの。最終的に双方納得のうえ、卒業することが決まった。

反町は卒業を水谷に伝えた際のことを「水谷さんが仰ったのは、『分かった』の一言でした。それでも、同じ俳優として、察してくださっていることを強く感じました。僕自身、40代の頭から相棒をやらせてもらって、今年で48歳になるのですが、『50代を迎えるにあたって、新しい出発を切ろうとしている気持ちは、よく分かる』と。実際、そんな話はしていないのですが(笑)、これだけ長く一緒にいますから、僕には分かるんです」と振り返る。

「一言では言い表せない思いがありますが、今はとにかく感謝の気持ちでいっぱい」という反町。一方の水谷は反町を「ソリ」と呼ぶコメントの中で、その魅力と思い出を振り返りながら「2人では多くを語っていません。話さなくても思いは充分わかり合っていると思うからです。この先冠城亘では無い役者ソリを観られることもとても楽しみです。ソリありがとう、と言いたいところですが撮影はまだ終わってませんね(笑)。来年2月まで残りの撮影もよろしくねソリ」と語っている。

ドラマ「相棒」は毎週水曜にテレビ朝日系で放送中。なお過去の全シーズン、スペシャルドラマ、劇場版、スピンオフはTELASA(テラサ)で配信されている。

反町隆史 コメント

卒業について

ここまでやってこられたのは水谷さんがいたから。卒業について直接話した時、水谷さんが仰ったのは、「分かった」の一言でした。それでも、同じ俳優として、察してくださっていることを強く感じました。僕自身、40代の頭から相棒をやらせてもらって、今年で48歳になるのですが、「50代を迎えるにあたって、新しい出発を切ろうとしている気持ちは、よく分かる」と。実際、そんな話はしていないのですが(笑)、これだけ長く一緒にいますから、僕には分かるんです。
冠城亘として作品に加わって7年。常に僕の前を、一歩二歩ではなく、十歩も二十歩も先を歩いている人がいて。僕はその背中に追いつくのに必死で、追いつこうとするのですが、なかなか追いつけなくて。ちょっと背中が見えてきたかな…と思ったら、またはるか遠くに離されて…。そういうことが、この7年、ずっと続いていた気がします。ただ、追いつけなかったからこそ、7年という長い間、やってこられたのかなと思います。一言では言い表せない思いがありますが、今はとにかく感謝の気持ちでいっぱいです。

歴代最多について

“歴代最多出演本数の相棒”ということを、まったく意識していなかったかというと、そうではありませんでしたし、それがすべてかというと、そうでもないというのが正直なところです。ただ、相棒として何か残せないかというのは、常に考えていたことではあります。
これまでの撮影で一番思い出すのは、(初めて撮影に参加した)シーズン14のクランクイン。初日から膨大なセリフ量があって。ある程度は予想していたのですが、思っていた以上に長回しが多い撮影で、自分のあまりの不甲斐なさにショックを受けました。それが、僕の「相棒」における最初の記憶ですが、落ち込んでいた僕を救ってくれたのが、水谷さんの言葉でした。僕自身が納得いっていない…ということを敏感に感じ取り、「今ので良かったよ」と言って気持ちを繋げてくださった。その言葉があったからこそ、僕はここまでやってこられましたし、ひとつひとつのシーンを乗り越えることができたのだと思います。
亘を歴代最多にしてくれたのは、水谷さんはじめ、キャスト、スタッフ、ファンの方があってのことでした。水谷さんという特別な存在がいて、水谷さんを中心にした「相棒」というチームがあったからこそ、今がある。亘としてもそうですし、いち俳優としても、お手本になる大先輩が常に前を走ってくれていて、僕はその背中を追い掛けるのに必死で…。本当にただ、必死で。気づいたら7年たっていました。

水谷豊 コメント

既に出来上がっているチームに入る事がどれほど大変な事か、役者なら誰もが感じることだと思いますし、ソリもまたその重圧を抱えていたに違いありません。「相棒season14」の撮影初日、しかしそれ以上に僕が感じたのはソリのポテンシャルの高さと前向きなエネルギーでした。もちろん最初は試行錯誤の連続だったと思います。そして2年目3年目、思った通り、いや思った以上にソリは冠城亘をスタイリッシュにチャーミングに作り上げていきました。ソリで良かった、シーズン中何度も思った事です。現場のスタッフ達もソリとの仕事を楽しみ、またソリを好きになっていきました。それは役者としてのソリばかりかソリの人間性そのものがそうさせたのだと思います。そのソリが相棒を離れる事になりましたが、2人では多くを語っていません。話さなくても思いは充分わかり合っていると思うからです。この先冠城亘では無い役者ソリを観られることもとても楽しみです。ソリありがとう、と言いたいところですが撮影はまだ終わってませんね(笑)。来年2月まで残りの撮影もよろしくねソリ。

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