クリステン・スチュワートがダイアナ妃演じた伝記映画の初映像、運命の3日間描く

クリステン・スチュワートがダイアナ妃を演じた「Spencer（原題）」から、初映像となる海外版ティザー予告がYouTubeで公開された。

イギリスの貴族スペンサー伯爵家に生まれ、英国王室のチャールズ皇太子と1981年に結婚したダイアナ。皇太子とは別居の末に離婚し、1997年、不慮の事故により36歳という若さでこの世を去った人物として知られる。

映画の主な舞台となるのは、ロイヤルファミリーがクリスマス休暇を過ごすことが慣例となっている女王の別邸サンドリンガムハウスだ。冷え切った結婚生活を送っていたダイアナとチャールズ。それまでとは大きく状況が異なったという1991年12月、ダイアナが過ごす運命の3日間を描く。作品公式SNSにはダイアナがうずくまるドレス姿を捉えたポスタービジュアルも掲載されている。

監督は「ジャッキー／ファーストレディ 最後の使命」「エマ、愛の罠」で知られるチリ出身のパブロ・ラライン。「ライオット・クラブ」のジャック・ファーシングがチャールズを演じたほか、「シェイプ・オブ・ウォーター」のサリー・ホーキンス、「ターナー、光に愛を求めて」のティモシー・スポール、「ミッション：インポッシブル」シリーズのショーン・ハリスがキャストに名を連ねた。

脚本を担当したのは、「イースタン・プロミス」「マリアンヌ」などを手がけ、監督としても「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」を発表しているスティーヴン・ナイト。レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドが音楽、「アトランティックス」「燃ゆる女の肖像」のクレア・マトンが撮影を担っている。

「Spencer」は9月にイタリアで開催される第78回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミア。11月5日にイギリス、アメリカなどで公開される。日本公開は未定のため続報を待とう。