1200人以上がオーディション参加、「あの夏のルカ」声優の選考基準とは

ディズニー＆ピクサー新作「あの夏のルカ」のキャスト、スタッフのインタビュー映像がYouTubeで公開された。

本作は海の世界で暮らす“シー・モンスター”の少年ルカが、北イタリアの港町で経験するひと夏の奇跡を描いたファンタジーアドベンチャー。1200人以上が参加した声優オーディションにて、ルカ役に「ルーム」のジェイコブ・トレンブレイ、親友アルベルト役に「IT／イット “それ”が見えたら、終わり。」のジャック・ディラン・グレイザー、人間の世界に住むジュリア役に新人のエマ・バーマンが選ばれた。

映像ではトレンブレイやグレイザーのほか、ダニエラ役のマーヤ・ルドルフ、ロレンツォ役のジム・ガフィガンが登場。監督のエンリコ・カサローザが「大好きな宮崎駿作品の質感や細かさ、その描き方に影響を受けた」と語る場面や、制作スタッフたちがイタリアで現地を下調べしている様子も映し出される。

またキャスティングの選考基準に関して、プロデューサーのアンドレア・ウォーレンは“洗練されていない、子供らしさのある”俳優を選びたかったと言い、「演技ができることはもちろんですが、遊び心があり、即興が好きで、間違ってもいいから楽しもうとする子供たちを選びたいと思いました」と明かす。

実際にオーディションで抜擢されたルカ役とアルベルト役の2人は、何事にも挑戦し、何事も楽しむ力に長けている。トレンブレイは大御所のスターと並んでも怖気付かず、ジョニー・デップとは“親友”だと明かすほど気さくな性格。一方、グレイザーは友達と映画を制作するのが好きだそうだ。好奇心旺盛なトレンブレイは「人間とシー・モンスターの間には大きな誤解があるんだ。どちらも相手のことを恐れている。シー・モンスターは海の上に出ることを厳格に避けているし、人間たちはシー・モンスターを捕まえて実在することを証明しようと躍起になっているからね」と、人間とシー・モンスターの関係に言及している。

「あの夏のルカ」はディズニープラスで見放題独占配信中。