3DCGアニメの面白さ、奥深さを監督・宮崎吾朗が自ら紹介!「アーヤと魔女」展開催中

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東京・三鷹の森ジブリ美術館で2022年5月まで「アーヤと魔女」展が開催中。映画ナタリーでは展示室内の模様をレポートする。

「アーヤと魔女」展より、アーヤの表情を作ることができる体験スペース。

「アーヤと魔女」展より、アーヤの表情を作ることができる体験スペース。

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スタジオジブリが挑んだ、初のフル3DCGアニメーション作品「アーヤと魔女」。本展示では手描きアニメーション作品と同様に、大勢のスタッフによる膨大な手作業によって完成した3DCGアニメーション制作の過程を監督の宮崎吾朗のコメントとともに紹介している。

宮崎吾朗の机を再現したコーナー。

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展示室の入り口で、まず目に入ってくるのは3D化されたキャラクターたち。360度、彼らの造形を楽しむことができる。また2Dの手描きアニメと3DCGアニメーション制作工程の違いをパネルで掲載。宮崎はノウハウが蓄積された2Dアニメの制作工程を「合理的」と表現し、一方の3DCGアニメーションに関しては「複雑に見えて、作業が分解されている」と分析しているそうだ。

「アーヤと魔女」展の様子。

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展示会では、そんな宮崎の作業机も再現。手描きの絵コンテをスキャンし確認用に映像を制作していく過程を確認できる。また宮崎お気に入りのタイカレーが机の上に置かれるという遊び心も。

「アーヤと魔女」展の様子。

「アーヤと魔女」展の様子。[拡大]

「アーヤと魔女」展の様子。

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奥に進むと、キャラクターができるまでの変遷や、キャラクターデザインのバリエーションなどを紹介するコーナーが用意されていた。モデリングされたキャラクターに手描きで調整を繰り返す様子を見ることができる。3DCGアニメーションでは髪の毛1本1本を再現する手法もあるが、宮崎は束になった髪の毛で造形の面白さを追求しており、参考となったスタジオライカ作品「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」の展示スペースも設置された。

「アーヤと魔女」展より、アーヤの表情を作ることができる体験スペース。

「アーヤと魔女」展より、アーヤの表情を作ることができる体験スペース。[拡大]

さらに展示場中央空間には、アーヤの表情を作ることができる体験スペースが。アーヤの目や唇、髪を動かしながら操作可能だ。また小道具(プロップ)を紹介するコーナーでは、“ジブリ飯”のこだわりを明かす。プロが手がけた実際の料理を3Dスキャナーでスキャンしたデータをもとにモデリングし、湯気などを足していく工程が展示されている。そのほか炎・液体・水などのエフェクトや、ライティングなど細部のこだわりを確認できるコーナも。3DCGアニメーションの面白さ、奥深さ、表現の可能性を感じることができる内容となっている。

なお子供の家で育った賢くてしたたかな10歳の女の子アーヤが、奇妙な家で怪しげな2人組と暮らす様子が描かれる「アーヤと魔女」は近日公開。なお三鷹の森ジブリ美術館は日時指定の予約制となっている。詳細は同館公式サイトで確認を。

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