入江がイキウメの舞台を映画化するのは、2016年の「太陽」に続き2度目。2015年に上演された舞台「聖地X」では、ドッペルゲンガーの出現をきっかけに、ある土地の秘密に迫る人々が描かれた。東映の「犬鳴村」「樹海村」プロデュースチームが手がける映画版では、「見えない目撃者」のROBOTが企画と制作を担当。オール韓国ロケで撮影され、「犯罪都市」「悪人伝」のB.A.エンタテインメントが共同制作として参加した。劇中では、足を踏み入れた者は精神を病み奇妙な死を遂げていくという“聖地X”での惨劇が展開していく。
この発表にあたり前川は「奇妙な映画です。ホラーであることには違いありませんが、ただ怖いというより不気味で不思議、何が起きているのかと好奇心をくすぐられる。わくわくするホラーという感じでしょうか」とコメント。入江は「驚天動地のストーリーをどう映像化するか考えた末にたどり着いたのが、オール韓国ロケでした。世界の映画をリードし続ける韓国映画のスタッフたちと、日本の俳優・スタッフが力を合わせて本作を作り上げました」と話している。
なおYouTubeでは、本作のファーストルックが公開中。
前川知大 コメント
信頼する入江監督が、再び僕の作品を演劇から映画に翻訳してくれました。舞台を韓国に移したことにも驚きましたが、何よりも、原作の魅力を知り尽くしたような見事な演出に舌を巻きました。
奇妙な映画です。ホラーであることには違いありませんが、ただ怖いというより不気味で不思議、何が起きているのかと好奇心をくすぐられる。わくわくするホラーという感じでしょうか。
入江悠 コメント
尊敬する劇作家・演出家の前川知大さんと劇団「イキウメ」の傑作「聖地X」を、「太陽」につづき映画化させていただきました。驚天動地のストーリーをどう映像化するか考えた末にたどり着いたのが、オール韓国ロケでした。世界の映画をリードし続ける韓国映画のスタッフたちと、日本の俳優・スタッフが力を合わせて本作を作り上げました。「世界にはまだわからないことがたくさんある」。驚きの物語にご期待ください。
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丸山正樹 @mamaruyama
入江悠がイキウメの舞台「聖地X」を映画化、オール韓国ロケ実施(コメントあり / 動画あり) https://t.co/1BYiUyl1pw