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本作は前川知大が主宰する劇団イキウメの同名舞台をオール韓国ロケで映画化したホラー。結婚生活に嫌気が差し、兄の住む韓国を訪ねた妹と、彼女の傷を癒そうとする兄が、呪われた土地で体験する不可解な現象を描く。岡田が兄の輝夫、川口が妹の要を演じたほか、韓国でオープン直前の和食店を経営する江口に緒形が扮した。
韓国映画「犯罪都市」「悪人伝」などを手がけたB.A.エンタテインメントを共同制作に迎え、日韓のスタッフが合同で作り上げた本作。撮影は2019年、韓国の仁川を中心に行われた。韓国のスタッフとは現場のお茶飲み場で、通訳を介して談笑しながら距離を縮めたという岡田。「朝早くからすごく辛いカップラーメンを食べていて(笑)。僕は辛いの苦手なんですけど『食べてみるかー?』と言ってもらって。そういうところから、ちょっとずつコミュニケーションするのが日課になってましたね」と振り返る。
撮影は週休2日で、1日の撮影時間も決まっており余裕を持ったスケジューリングだったそう。川口も「みんなで朝ごはんを食べてから撮影に行ったり、お昼もしっかりと時間を設けて近くの食堂に行ったり、温かいケータリングを用意していただいたり。ごはんはコミュニケーションを取る大切な時間でした」と述懐。緒形は韓国のスタッフ・キャストの熱量に刺激を受けたことを明かしつつ「ロケバスがデカくて、はとバスぐらいある(笑)。ゆったりとできましたね」と続けた。
川口と初共演にして兄妹という間柄に扮した岡田は「嘘をつけない正直な方で、一緒に仕事をしていてすごく気持ちいい。こちらがダメダメなお兄ちゃんで叱られるシーンもあって、妹に姿勢を正される思いでした。頼っている部分もちょっとありましたね」と回想。撮影の合間に会話することも多かったそうで、川口は「私のくだらない話を聞いてくれる、とっても優しいお兄ちゃんでした」と笑みをこぼす。入江はクランクアップ間近に、川口が現場でずっとかわいがっていた犬に噛まれたことに触れ「そこから全然しゃべらず暗くなった。そのテンションの落ち方が妹っぽくて」と暴露。川口は「すごい痛かったですもん。急にガブッて来られて、なんだよ!と思って」と笑い混じりに振り返った。
「聖地X」は11月19日に劇場公開。同日10時よりauスマートパスプレミアム、TELASA(テラサ)で配信も行われる。
映画ナタリー @eiga_natalie
「聖地X」岡田将生は“とっても優しいお兄ちゃん”、川口春奈が明かす
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